糖尿病治療研究会は、2021年6月解散致しました。
糖尿病治療研究会代表幹事
池田 義雄
「糖をはかる日」ホームページにご来訪いただきまして、誠にありがとうございます。
糖尿病治療研究会(代表幹事:池田義雄)は、このたび「10月8日を『糖をはかる日』」と定め、広く啓発活動を行うことになりました。
当研究会は、研究会が設立された35年前から、糖尿病治療に関する研究活動を行って参りました。この間、医療は大きく進歩し、国民の健康に対する意識やその知識も向上しているものの、糖尿病をはじめとする生活習慣病を有する国民は増え続けているのが現状です。
一方で、近年、「糖」に関する感心が高まり、特定保健用食品(トクホ)の普及、糖質ゼロやオフといった市販食品の増加、低糖質ダイエットがブームになるなど、一般生活者が「糖」と向き合う機会は格段に増えています。しかし、実際はその真意を知らず無意識に活用している生活者も多く、あるいは「糖」を単純に排除すれば健康になれるなどの誤った知識を持つ人が増えていることも危惧されます。
そこで、当研究会では、体重や血圧、体温などが健康管理のバロメーターとして知られているように、「糖」に対する正しい認知を広め、「糖」をはかり、コントロールする意義を定着させる必要があるとして、当記念日を制定いたしました。そもそも、「糖」とは何か?摂り過ぎることで何が起こるのか、そして上手に付き合うにはどうしたらよいのか。このようなテーマは、私たち糖尿病医療に携わる医療従事者が最もよく理解しているところですので、先ずは当研究会がその役割の一端を担いたいと考えております。
今年は、血糖自己測定(SMBG)が提言されてから40年、またその健康保険適用から30年という節目にあたります。この記念すべき年にスタートする10月8日の「糖をはかる日」が、年に一度、国民全体で「糖」のことを意識する日となり、特に糖尿病患者さんや予備群の方には、血糖コントロールの重要性を再確認するきっかけとなるよう、行政、自治体、関連団体、医療機関、企業、メディアなどと連携しながら活動を広めて参りたく存じます。
2016年9月
『10月8日は、糖をはかる日』について
『10月8日は、糖をはかる日』は、2016年糖尿病治療研究会により制定されました。2021年6月糖尿病治療研究会の解散により、一般社団法人日本生活習慣病予防協会が『10月8日は、糖をはかる日』を継承することになりました。
<糖尿病治療研究会40年の歩み>