糖尿病Q&A1000
Q.736 小児やヤングの糖尿病だからといって、必ずしも1型糖尿病とは限らないということですね。
はい。Q.642でもお答えしましたように、日本では戦後、生活環境の変化とともに成人の2型糖尿病が増えてきましたが、それととともに、もともとは非常にまれであった小児・若年者の2型糖尿病も、少しずつ増えてきました。現在では、小学生低学年であれば1型糖尿病のほうが多く、高学年になると半々ぐらい、中学生以上では2型糖尿病のほうが多くなると推計されています。
2006年05月17日
※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。
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09-3 小児・若年者2型糖尿病についてのQ&A
- Q.735 小児・若年者2型糖尿病とは、どのような糖尿病ですか?
- Q.736 小児やヤングの糖尿病だからといって、必ずしも1型糖尿病とは限らないということですね。
- Q.737 小児・若年者2型糖尿病は、同じ年齢層に発病する1型糖尿病と、どのようなことが異なるのでしょうか?
- Q.738 小児・若年者2型糖尿病は、自覚症状が現れないのですか?
- Q.739 自覚症状がないのであれば、どのように病気を見つけるのでしょうか?
- Q.740 自覚症状がないのであれば、病気といは言えないのでは。過剰診断ではないでしょうか?
- Q.741 でも、自覚症状がないということは、小児・若年者2型糖尿病は小児・若年者1型糖尿病よりも軽いタイプの糖尿病だと思っていいですね。
- Q.742 1型糖尿病は今とのころ完治させられない病気とのことでしたが、小児や若年者の2型糖尿病はどうでしょうか?
- Q.743 Q.739で、「小児や若年者の2型糖尿病は学校の検査で尿糖陽性を指摘されて発見されることが多い」とのことでしたね。だとしたら、糖尿病が見つかった後、治療を受けて尿糖が陰性になれば、糖尿病が治ったと考えてよいのではないでしょうか?
- Q.744 Q.737で、小児・若年者の2型糖尿病が1型糖尿病と異なる点として、「肥満していることが多い」ことが挙げられていましたが、逆に言えば、太っていなくても2型糖尿病になる子どももいるということでょうか?
- Q.745 ゆっくり発病するタイプの1型糖尿病、その他の特定の機序、疾患による糖尿病とは?
- Q.746 ゆっくり発病するタイプの1型糖尿病と2型糖尿病を、見分ける方法はあるのですか?
- Q.747 「その他の特定の機序、疾患による糖尿病」と2型糖尿病を、見分ける方法は?
- Q.748 Q.737で、小児・若年者の2型糖尿病が1型糖尿病と異なる点として、「家族集積傾向がある」ことが挙げられていました。これはどういう意味でしょうか?
- Q.749 小児・若年者2型糖尿病の治療について教えてください。「インスリン治療は必要ないことが多い」とのことでしたね。
- Q.750 小児・若年者2型糖尿病だとわかったら、どうすればよいのでしょうか?
- Q.751 糖尿病を無視してはいけないことの大切さはわかりましたが、具体的には何をすればよいのでしょうか?
- Q.752 治療の基本と言われる食事療法について教えてください。成人の糖尿病では摂取エネルギー制限があるようですが、子どもの場合も同じですか?
- Q.753 小学生で肥満度が高くなければ摂取エネルギーは制限しなくてよいのですね。
- Q.754 摂取エネルギーや栄養バランスの目安はありますか?
- Q.755 「すぐにできること」というと、実際にはどのようなことが挙げられますか?
- Q.756 子ども一人で食べさすのは、どうしてよくないのでしょうか?
- Q.757 運動療法については、どうでしょうか?
- Q.758 小児1型糖尿病の場合には、運動で低血糖や高血糖が起きることがあるそうですが、2型糖尿病ではどうなのでしょう?
- Q.759 小児・若年者2型糖尿病の薬物療法には、どのような薬が処方されるのでしょうか?
- Q.760 いろいろなタイプの薬を、どのように使い分けているのでしょうか?
- Q.761 小児・若年者2型糖尿病と成人の2型糖尿病の違いは何でしょうか?
- Q.762 「治療をないがしろにしていた結果が子どもに現れる」とは、どういう意味ですか?
- Q.763 なぜ合併症が起きやすいのでしょうか?
- Q.764 親(保護者)はなにをすればよいのでしょうか?
- Q.765 そのほかに大切なことがあれば教えてください。