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「間食指導情報ファイル」の保健指導スタッフ向けサイト、
保健指導を成功へ導く「間食指導の情報ファイル」で、隔月連載中の『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメント 〜行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』(佐野 喜子 神奈川県立保健福祉大学プライマリー栄養ケア研究室)の第2回を公開しました。
今回は「関心期」を取りあげ、いわゆる、"わかっちゃいるけどやめられない" 人の対応例を紹介します。
メタボ予備群に対する保健指導のアセスメントでは、目標に対する行動変容ステージをもとに指導を進めていくことが知られています。食事指導の際も、聞き取りの中からその方のステージを推測し、意識しながら会話を進めていくことが大切です。例えば、毎日のように残業している方が、夕方は菓子パンを食べて夕食までの空腹を充たしている習慣があるとわかったとき、その方の個性や生活状況はもちろん、ステージがどこにあるかで、説明のしかた、納得してもらえる言葉、行動変容へ導くアプローチ方法は変わってきます。
この連載では間食に的を絞り、成功・失敗パターンを例に、アセスメントのポイントやコツを解説。今回取りあげる「関心期」は、「6ヶ月以内に行動を変えようと思っている時期」で、改善の必要性は認知しているけれど、まだ実行には移していない時期と一般的に定義されます。いわゆる、"わかっちゃいるけどやめられない" 人たちがこれに当てはまります。
無関心期の人よりも、自身の生活習慣改善に関心は持っていますから、あとは上手に動機付けを促し、実行へと導いていくのが私たちの役割。指導者の力がもっとも試される、難しいステージです。ここで挫折してしまう人は本当に多いので、この「関心期」での指導はとても重要と言えます。
本文はこちら
『「間食指導」で考える生活習慣改善アセスメン
〜行動変容ステージに応じた成功アプローチを伝授します!』
連載第2回:わかっちゃいるけど、やめられない「関心期」の間食指導とは
保健指導を成功へ導く「間食指導の情報ファイル」
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