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運動療法 ワンミニット 海外レポート
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- 脈拍測定を定期的に行い心臓病に対策
- 心臓病のリスクの高い人にも高強度の運動が勧められる
- エアロビクス運動が乳がんリスクを低下
- 運動不足は「立派な病気」 運動を3ヵ月続ければ体は変わる
- 中年になったら自分の脈拍数をチェック 健康のバロメーター
- 肥満のある糖尿病女性の運動 脈拍測定で目標を定めると効果的
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脈拍数をはかれば運動強度を高められる
ウォーキングや自転車、水中運動など、有酸素運動と呼ばれるものはさまざまなものがあります。どんな運動であっても、糖や脂肪をエネルギー源とする有酸素運動として効果的なのですが、漠然とやっていると運動強度はどんどん下がってしまい、消費エネルギーが少なくなってしまいます。
運動の開始時には血中の糖(グリコーゲン)が使われますが、15分ほど続けると脂肪(遊離脂肪酸)も利用されるようになります。運動強度が低い、楽な運動では、酸素を体に取り込む量も少ないため、糖や脂肪が効率よく燃焼しません。効率よく燃焼させるには適度な運動強度で行うことが必要です。
最初は歩行時間を増やすなど身体活動量を増加させることから始め、個人の好みにあった運動を取り入れるなど、段階的に運動強度を高めていき、安全かつ運動の楽しさを実感できるように工夫していくことが運動を継続するために重要なポイントとなります。
脈拍数を測定し、運動の強度を一定の割合でコントロールしていくと、より効果的に有酸素運動を行えます。脈拍数は運動の強度に対応して上昇していくので、脈拍数が一定になると、運動強度も一定に保つことができます。体力に不安がある場合でも、適切な運動強度を保つことができるようになります。
最近は、脈拍数を簡単に持続的に測定できる器機も出てきました。「
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糖尿病の運動療法 情報ファイル
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[ Terahata ]