国際糖尿病支援基金(IDAF)では、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、Fundacion Vivir con Diabetes(FUVIDA)の活動を支援しています。FUVIDAはエクアドル共和国グアヤキル市に本部を置く非営利団体で、1998年に発足しました。主に1型小児糖尿病の患者さんへの糖尿病教育や、インスリンなどの物資の提供、定期健診の実施などの活動を行っています。
このたび、FUVIDA代表のアラセリー・バスルト・カルデロン氏(写真左)より、IDAFにFUVIDA発足までの経緯と今後についてメッセージが届きましたので、ご紹介します。
「FUVIDA」が誕生したきっかけ 〜アンドレアの物語〜
今から23年前、私の娘、アンドレアはこの世に誕生しました。あの日の喜びは、今でも忘れることはできません。その2年後にアンドレアは糖尿病を発症しました。
当初、私たち家族は、アンドレアの糖尿病の原因をひたすら考えていました。どうしてアンドレアにこんなことが起こったのか、遺伝なのか、遺伝だとしたら一体誰から継いでしまったのか。 と思い悩んでいたのもつかの間、アンドレアを糖尿病と診断したお医者様から、「適切な治療を施さないと3か月の命だと」いう言葉を聞いて、どうにかしてアンドレアの命を救う方法を考えなくてはなりませんでした。
しかし、糖尿病に関する知識や必要な情報がない状態で、どうやって適切な治療を施すことができるでしょうか。
お医者さまから指示された食事はとてもわずかなもので、1回の食事が4枚の全粒粉クッキーとマッチ箱ほどの大きさのチーズが二切だけでした。私は、アンドレアが目に涙をたくさん溜めながら、兄妹たちが十分な食事をしているのを見ていたのを今でも思い出します。
アンドレアは日を追うごとに体重が減っていきました。そのような状態になっても兄妹と無邪気に遊ぶアンドレアの姿を見ていて、必ずアンドレアを救う方法があると信じていました。
アンドレア・カブレラ・カルデロンさん
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国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、2008年よりFUVIDAの活動を支援しています。
FUVIDAの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
振込口座(郵便局):
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「FUVIDA支援」とお書き頂きますようお願い致します。
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