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2020年01月08日
「超加工食品」が糖尿病の原因に 10%増えると糖尿病リスクは15%上昇
「超加工食品」を食べ過ぎると、2型糖尿病や肥満のリスクが上昇することが、10万人以上を対象とした調査研究で明らかになった。
「超加工食品」の摂取量が10%増えると糖尿病リスクは15%上昇するという。
「超加工食品」の摂取量が10%増えると糖尿病リスクは15%上昇するという。
「超加工食品」の影響は想像以上
コンビニやスーパーで売られている調理済みの加工食品よりも、野菜や穀類、肉、魚など自然の素材を自宅で調理して食べた方が体に良さそうだと、多くの人が思っている。
しかし、加工食品の悪影響は考えられている以上に大きいことが、フランスの研究で明らかになった。「超加工食品」を多く食べる人は、自然の食材を使った食品を食べている人に比べ、糖尿病を発症するリスクが高いという。
関連情報
超加工食品は身のまわりにあふれている
「超加工食品」(Ultra-Processed Foods)とは聞きなれない言葉だが、実は私たちの身のまわりにあふれている食品だ。
米国糖尿病学会(ADA)によると、超加工食品とは「糖分や脂肪、塩分を多く含む加工済みの食品。硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料など添加物を加え、工業的な過程を経て作られる、常温で保存できたり、日持ちを良くしてある食品」のことだ。
果糖や人工油脂などをたっぷり使った菓子パンなどが「超加工食品」だ。
他にも、▼スナック菓子、▼菓子パン・総菜パン、▼カップ麺、▼ピザ・ホットドック、▼ケーキ・クッキー・パイ、▼ドーナツ・マフィン、▼ミートボール・チキンナゲット、▼アイスクリーム、▼ミルクシェイク・カスタード、▼高カロリーの清涼飲料などがある。
こうした食品を毎日食べ過ぎていると、肥満、2型糖尿病、高血圧、脂質異常症、心臓病、がんなど、さまざまな健康障害が起こることを示した研究が増えている。
自然に近い食品は低カロリー
「超加工食品」の多くは、糖質、脂肪、塩分が多く含まれ、カロリーも高い。他の必要な栄養素であるビタミンやミネラル、食物繊維などはあまり含まれていない。
糖尿病のリスクを減らすために勧められるのは、ヨーグルト、野菜、全粒穀物、ナッツ類などの加工度の少ない、より自然に近い食品だという。
「自然に近い食品は、糖質・脂肪・塩分が少なく、低カロリーであることが多いのです。糖尿病のリスクを下げたいのであれば、脂肪の多い加工肉や、高カロリーの清涼飲料なども減らすことをお勧めします」と、フランスのパリ13大学のベルナー スロウ氏は言う。
超加工食品が100g増えるごとに糖尿病リスクは5%上昇
超加工食品を見分ける方法
フランス政府は、2021年までに超加工食品の消費量を20%削減することを目標としている。
超加工食品は一般的に、大規模な食品販売や商業的なプロモーションが投入されており、大量生産ができ、利便性やアクセシビリティが高い。低価格、より大きいポーションサイズで売られているという特徴がある。
なお研究者は、「注意しなければならないのは、加工食品のすべてが良くないわけではないことです。牛乳とヨーグルトなどの乳製品、パンやパスタ、肉、卵、豆など、冷蔵食品や缶詰などの加工食品は、現代人の食生活に不可欠です。しかし、超加工食品のなかには健康に良くないものもあることは確かです」と付け加えている。
「超加工食品を見分けるためには、栄養表示をよく見ることが大切です。原材料のリストが長く、化学物質が多く含まれる場合は、それが超加工食品である可能性が高いのです」と、スロウ氏はアドバイスしている。
Too much ultra-processed foods linked to lower heart health(米国心臓学会 2019年11月11日)Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Type 2 Diabetes Among Participants of the NutriNet-Santé Prospective Cohort(JAMA Internal Medicine 2019年12月16日)
Association Between Ultraprocessed Food Consumption and Risk of Mortality Among Middle-aged Adults in France(JAMA Internal Medicine 2019年2月11日)
[ Terahata ]
日本医療・健康情報研究所
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