フィリピンを訪問して(3)
ネグロス島とセブの糖尿病支援活動
ドゥマグエティ市のネグロス島糖尿病協会(NIDA)
11月15日、会場であるドゥマゲティ市の公立高校に着くと、日曜日のためカトリック司祭によるミサが行われていました。
ネグロス糖尿病協会会長のボイス・リム氏のあいさつがありました。ボイス氏は自身も2型糖尿病患者でインスリンを使用しています。その後、過去10年で他界された52名の会員の方々を偲ぶ形で写真が次々と画像に流れました。
(右)1型糖尿病患者で高校の英語教師である司会のレネリト・カバジョ氏
招待者である他団体の医師や、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアのニールさん、そして私、森田による講演やスピーチが行われました。
ニールさんは私を紹介する際、糖尿病を発症してから40年以上にわたり合併症なく過ごしていることを紹介してくださいました。その後、ニールさんからバトンタッチされる形で、国際糖尿病支援基金の代表としてスピーチを行い、当基金の活動説明や私自身の経験について、参加者の皆さんにお話ししました。
(中)A4Dスタッフのベレさん。1型患者でもあるアニーさんのスピーチ
(下)A4Dと提携している専門医による講義と質問する現地の患者さん
現地の小児糖尿病患者さんとAction for Diabetes(A4D)のスタッフと共に、ネグロス州立病院に行きました。A4Dスタッフが協力し、IFLから支援されたインスリン、注射針、血糖測定器、テストチップを、現地の糖尿病の患者さんへ配布をしました。
バドロゴ市庁舎での血糖・血圧無料測定イベント
11月17日、バコロド中央病院の糖尿病専門医、クララ・キャピリル先生が主催するイベントへ参加しました。バコロド市庁舎広間にて、医師・医療スタッフの講義やニールさんのスピーチとなり、参加した患者さんたちへ血糖値・血圧の無料測定と、インスリン、血糖測定器、テストチップがIFLからの支援により配布されました。
現地の医療スタッフたちに、ニールさんがオーストラリアから持参した穿刺器・針を支援し非常に喜んでいました。現地スタッフの話では、キャピリル先生の患者さんたちは200名ほどですが、参加者約100名のうち半数が今回初めて糖尿病と診断された人たちで、SNSなどで通知したものの、ネットへのアクセス事情が悪かったり、平日であったため、今回のイベントの恩恵を受けることができなかった人たちも多かったということでした。
セブのスイートアラート
11月18日、セブ島を拠点に支援活動を行っている団体「スイートアラート」を訪問しました。
スイートアラートは妊婦さんを始め、主に女性を支援する団体で、妊娠糖尿病に関心があるということでした。IFLがどのようなかたちで支援できるか、その可能性について話し合いました。
フィリピンを訪問して(4)へ続く
