活動報告
2022年12月活動報告
寄付金収入(4件)8万4,000円2022年インスリン・フォー・ライフ(オーストラリア)からの近況報告
途上国の糖尿病患者さんを支援するオーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)のニール・ドナラン氏より、近況報告が届きました。
ウクライナへの支援について
IFLオーストラリアでは、2022年3月から現在に至るまで週2回、ウクライナへの支援物資を送り続けています。
2022年3月13日~2022年11月15日までに支援内容は以下の通りです。
日本の皆様からたくさんのご支援をいただきましたことを改めて感謝いたします。おかげさまで多くの現地の糖尿病患者さんの命が救われています。
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・出荷回数 36回
・小包数 104個
・インスリン 34,852ml
・テストストリップ 157,900枚
・注射器 9,000本
・ペンニードル 13,044個
・血糖測定器 303台
・ランセット 22,000個
・インスリンペン 33本
・HbA1c測定キット 1,000台
・現地への送料 16,636.79オーストラリアドル(約 155万円)
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フィリピンの糖尿病患者さんへの支援について
2013年よりフィリピンの糖尿病患者さんへの支援活動を行っています。
今回は2022年10月にフィリピン・バレル市内にある学校の校長先生からの依頼により、4 歳から11 歳までの160名の子供全員とその両親の血糖測定等を実施しました。
子供たちの検査結果には問題はありませんでしたが、両親の何人かは血圧が非常に高く、また血糖値が高かったため、糖尿病専門医の緊急の医療処置が必要でした。
関連記事
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(5)IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(4)
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
インスリン・フォー・ライフ(IFL)の活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
2022年ドリームトラスト(インド)からの近況報告
インドで現地の糖尿病患者さんを支援する「ドリームトラスト」では、現地の患者さんやその家族、医療従事者とともに世界糖尿病デーのイベントを行いました。
国際糖尿病連合(IDF)は、2022年世界糖尿病デーのテーマとして、「明日を守るための教育」と掲げています。このテーマを実践するため、ドリームトラストでは1型糖尿病の子供たちとその家族を対象とした、教育プログラムを企画しました。
参加した子供たちの殆どが過去2年の間に1型糖尿病と診断されていることから、自らの力で、より良い血統コントロールを目指して行く方法に焦点をあてたものが求められました。
ドリームトラストのあるナグプール市内及びナグプール市近郊のヴィダルバ地区から、全部で60人の1型糖尿病の子供と家族が参加しました。
ドリームトラストのスタッフであるサンケット・ペンデセイ医師が、参加者ったちを歓迎し、ドリームトラストの活動などについて説明しました。コマル・ドック管理栄養士とトゥルプティ・チャウレ管理栄養士が、糖尿病コントロールを実践するために絶対的に必要なコツを話すと共に、子供たちが楽しんで学べるようクイズもしました。
シーマ・チャルクホーレ上級管理栄養士及びエヂュケーターが、生活する上で生じる様々な出来事に対応しながら糖尿病をコントロールすることが必要なことを話しました。
サヴィタ糖尿病看護師、チャンダ・カタカル糖尿病看護師、サングミトラ糖尿病看護師が,
今回のプログラムを運営し、ドリームトラストを支えてくれている人たちへ感謝の意を述べました。
今回は、ドリームトラスト運営管理者である、アルピタ・ペンデセイ医師と、グンジャン・ディマン夫人も参加しました。自らも1型糖尿病患者であるシュリニヴァ・ナルヘ整形外科医師の他、自身が1型糖尿病であるソナル・アンバデさんとシュブハム・チョウダリーさんが、1型糖尿病を持ちながらも人生の目標を達成してきた経験を語りました。話の中で、学ぶこと、健康的な食生活、1度たりともインスリン注射を欠かしてはいけないこと、無条件で家族が協力してくれることが絶対的に重要であることを伝えていました。
最後に、ドリームトラストでは、25台の自転車を、参加した子供たちに贈呈しました。
サンケット・ペンデセイ医師
関連サイト
2022年 国際糖尿病支援基金が支援するドリームトラストの患者さんの近況について
ドリームトラスト(インド)
国際糖尿病支援基金
ドリームトラストの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
2022年11月活動報告
寄付金収入(4件)19万7,000円2022年10月活動報告
寄付金収入(1件)2万円2022年9月活動報告
寄付金収入(1件)3万4,850円血糖自己測定の「採血(穿刺)」について(糖尿病ネットワークアンケート(697件))
2022年8月活動報告
寄付金収入(3件)8万8,733円2022年7月活動報告
寄付金収入(5件)12万8,000円・IFLを通じたウクライナへの支援金 5,000円
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援に対する御礼(IFLオーストラリア)
ウクライナの糖尿病患者さんへのご支援について、国際糖尿病支援基金宛に寄せられた寄付金は総額36万6,000円となり、全額インスリン・フォー・ライフ(IFL)本部へ送金させていただきました。
この度は、皆様のあたたかいご支援、誠ににありがとうございました。
IFL本部からご支援をいただいた日本の皆様へ
この度は、ウクライナの糖尿病患者さんへの支援につきまして、日本の皆様から多くのご寄付をいただき、深く感謝申し上げます。
皆様からのご支援のおかげで、無事、現地ウクライナの糖尿病患者さんへ物資を届けることができました。
国際糖尿病支援基金への領収証をお送りさせていただきます。
IFL本部では、2022年3月から6月の間に、60箱の支援物資をIFLの各支部へ発送しました。支援内容については以下の表の通りです。
物資の発送先は、インスリン・ツム・レーベン(IZL)ドイツのハイディ氏、オーストリアのオレグ氏、IFLイギリスのジェニー氏宛に送りました。
彼らはヨーロッパ国内でボランティアのチームを持っており、命の危険にさらされならがも、ウクライナ現地へ物資を運んでくれました。
日本の皆様からのご支援に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
■ウクライナへの支援について
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(IFLレポート)
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(5)
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(4)
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFLへの支援」とお書き頂きますようお願い致します。
2022年6月活動報告
寄付金収入(2件)1万5,000円2022年5月活動報告
寄付金収入(5件)3万3,500円ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(IFLレポート)
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について、2022年4月末日までに国際糖尿病支援基金に寄せられた寄付金は、総額341,000円となりました。
皆様からのあたたかいご支援、誠ににありがとうございます。
皆様からのご寄付は、全額インスリン・フォー・ライフ(IFL)本部へ送金させていただきました。
IFL本部から日本の皆様へ
この度は、ウクライナの糖尿病患者さんへの支援につきまして、日本の皆様から関心をお寄せいただき、また、たくさんのご寄付をいただきまして、誠にありがとうございました。
皆様からのご寄付は、ウクライナの医療施設や糖尿病患者さんへの支援として使わせていただいており、2022年4月の時点で、以下の物資がウクライナへ送られました。
=============================
出荷回数 14回
荷物個数 54個
インスリン 14,922ml
テストストリップ 69,500枚
シリンジ 400本
ペンニードル 7,392個
血糖測定器 163台
ランセット 22,000個
ペン型注射器 20本
発送にかかった費用 7,451.54オーストラリアドル(約68万円)
============================
支援物資は、輸送途中で没収されたり強奪・盗難などのリスク回避するために、IFL本部から、IZLオーストリア・ドイツ、IFL英国を経由して数回に分けて発送しています。
支援物資は順調にウクライナ各地へ届いており、現地の医療施設や患者さんのもとに届いています。
現在、現地の糖尿病患者さんのは、普段自分が使用しているインスリンの入手が困難な状況ですが、IFLからの支援で生き延びていくことができる。と言っています。
また、自らの安全も保障されない状態で現地に物資を運んでいただいている「マイシュガー」のオレグさんやスタッフにはとても深く感謝しております。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
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IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
IFLオーストラリア
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(5)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアでは、2022年3月に勃発したウクライナ・ロシア危機にともない、ウクライナ現地の糖尿病患者さんへの支援活動を行っています。
IFL/ウクライナ支援レポート
IFLとともにウクライナへの支援活動を行っている「マイ シュガー」(オーストリア)のオレグさんより、現地ウクライナからの写真が送られてきました。
ロシア軍から奪還したチェルニーヒウ(ウクライナ北部チェルニーヒウ州西部に位置する州都、チェルニゴフと表記されることもあり)の地域病院や、スームィ(東側をロシア国境と接するウクライナ北東部スームィ州州庁所在地)周辺の村々などの写真です。
一番初めに支援物資を送った地域からも写真が届き始めました。
今回始めて、ハリキウ(ハリコフとも表記、ウクライナ北東部ハリキウ州州都。首都キーウにつぐ2番目に大きな都市)やチェルニーヒウにも支援物資を届けました。チェルニーヒウでは、インスリンが全くありませんでした。
IFL本部から初めて血糖測定機を輸送し、オルグ氏のもとに届いたようです。しかし、残念なことに、オルグ氏が支援物資を車に積み終えて支援先へ向かった直後に荷物が届いたようです。
次の写真は支援先へ向かう前に撮影したものです。写真のインスリンは、ウクライナ東部に向けて発送準備中のものです。
攻撃による負傷や切断の治療に必要なVAC(vacuum-assisted closure device・陰圧創傷治療システム)4台と共にインスリンを送りました。VACシステムは、オーストリア・ウィーンのセント・バルバラス教会からの寄付でマイシュガーのメンバーが調達しました。
ウクライナでは攻撃を受けたために、多くの人たちが国外も含め避難を余儀なくされ、街も破壊されてしまったため物流が滞り、医薬品が不足しています。
そのような中、IFLから当基金に支援要請がありました。
IFLでは、これまでも国籍・民族的背景などを問わず、インスリンを始め糖尿病医療に必要な物品が無くて困っている人たちに支援をしてきました。IFLのネットワークを通じて、現地でインスリンを必要としている人たちのために、少しでも助けになるよう当基金として願いを託すことに決めました。同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様へこの度のご支援について、ご協力をお願いします。
戦争は、攻撃する側もされる側も、双方に甚大な被害が出ますし多くの人たちが犠牲となります。一日も早く、平和が戻り、糖尿病の患者も安心して生活ができる日が来ることを祈るばかりです。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
関連記事
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(4)IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
IFLオーストラリア
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(4)
「ウクライナの糖尿病患者さんへのご支援」について、3月末日までに国際糖尿病支援基金宛に寄せられた寄付金は28万8,000円となり、全額をインスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアへ送金させていただきました。 皆様からの暖かいご支援、誠にありがとうございます。
IFLオーストラリアのニール・ドナラン氏より、支援物資が無事にウクライナへ到着し、現地の患者さんに配布されたとの報告がありましたので、ご紹介します。
IFL/ウクライナ支援レポート
IFL本部から発送した支援物資は、インスリン・ツム・レーベン(IZL)オーストリアを経由し、無事にウクライナに到着しました。
ご寄付をいただいた日本の皆様と本プログラムを支援してくださった国際糖尿病支援基金へ深く御礼申し上げます。
ウクライナ現地の糖尿病患者さん達からも大変感謝されています。
支援物資は、IZLオーストリアから、まずはウクライナのオデッサ(モルドバ国境に近い黒海沿いの都市)にある「こども病院」へ向けて発送しました。そのあとは、ムィコラーイウ(オデッサに近い海沿いの都市)や、ホストーメリ(首都キーウの北西郊外)、ブーチャ(キーウの郊外)など、周辺の村々にも配送しました。
次の写真は、首都キーフ州内にあるブーチャから届いたものです。ブーチャは、ロシア兵によって、多くの市民が銃殺され遺体が路上に置き去りにされた街です。写真左の男性は、ボランティアやIFLからの支援が無ければ、インスリンをはじめとした薬剤や食料も入手できなかったと思われます。
首都キーフ州内にあるブーチャとホストーメリでもインスリンを配布したときの写真です。支援物資を受け取った糖尿病の患者さんたちは、IFLからの支援をとても喜んでくれました。
2回目にIFL本部から発送した物資も、到着後にインスリンの凍結等を防ぐために再度包装し、翌日に発送する準備が整いました。
これらの支援物資は、近日中にロシアの占領から解放される予定のウクライナ南東部の村々に送られます。
皆様のおかげで、現地ウクライナへインスリンを届けることができ、感謝しております。
ウクライナでは攻撃を受けたために、多くの人たちが国外も含め避難を余儀なくされ、街も破壊されてしまったため物流が滞り、医薬品が不足しています。
そのような中、IFLから当基金に支援要請がありました。
IFLでは、これまでも国籍・民族的背景などを問わず、インスリンを始め糖尿病医療に必要な物品が無くて困っている人たちに支援をしてきました。IFLのネットワークを通じて、現地でインスリンを必要としている人たちのために、少しでも助けになるよう当基金として願いを託すことに決めました。同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様へこの度のご支援について、ご協力をお願いします。
戦争は、攻撃する側もされる側も、双方に甚大な被害が出ますし多くの人たちが犠牲となります。一日も早く、平和が戻り、糖尿病の患者も安心して生活ができる日が来ることを祈るばかりです。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
関連記事
IFLオーストラリア/ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
2022年4月活動報告
寄付金収入(7件)5万3,000円IFLを通じたウクライナへの支援金 5万3,000円
支出
IFLオーストラリア
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について(3)
ウクライナの糖尿病患者さんへの支援について、日本の皆様から多数のご寄付をいただき、誠にありがとうございます。
深く感謝申し上げますとともに、インスリン・フォー・ライフ(IFL)グローバルでは、引き続き、各国の支部と協力し、現地ウクライナの糖尿病患者さんへの支援活動を行っていきたいと考えております。
オーストラリアのIFL本部では、3月15日と18日にインスリン3,770ml、ペンニードル2,384個、測定チップ6,000枚、血糖測定器10台、採血用穿刺針2,000個をインスリン・ツム・レーベン(IZL)ドイツとオーストリアへ送りました。
さらにTrue Metrix社の血糖測定器200台と測定チップ50,000枚を、製薬会社のTRIVIDIA社へ注文しました。数日内にIFL本部へ届くことと思います。
IFLオーストラリア本部からの物資を受け取ったIZLスタッフは、盗難や没収などされないように、小型のバンや車を手配し、数回に分けてウクライナ各地に物資を支援しています。
先日もボランティアスタッフと共にオーストリアの首都・ウィーンから2箱分のインスリンを送りました。その翌日にウクライナ西部・モルドバの国境付近にあるヴィーンヌィツャに到着し、信頼できる医師に無事に渡すことができました。
ウクライナでは攻撃を受けたために、多くの人たちが国外も含め避難を余儀なくされ、街も破壊されてしまったため物流が滞り、医薬品が不足しています。
そのような中、IFLから当基金に支援要請がありました。
IFLでは、これまでも国籍・民族的背景などを問わず、インスリンを始め糖尿病医療に必要な物品が無くて困っている人たちに支援をしてきました。IFLのネットワークを通じて、現地でインスリンを必要としている人たちのために、少しでも助けになるよう当基金として願いを託すことに決めました。同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様へこの度のご支援について、ご協力をお願いします。
戦争は、攻撃する側もされる側も、双方に甚大な被害が出ますし多くの人たちが犠牲となります。一日も早く、平和が戻り、糖尿病の患者も安心して生活ができる日が来ることを祈るばかりです。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
関連記事
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
2022年3月活動報告
寄付金収入(26件)68万7,000円IFLを通じたウクライナへの支援金 28万8,000円
インスリンポンプ・SAPに関するアンケート(糖尿病ネットワークアンケート(260件)1万3,000円)
支出
南米エクアドル「FUVIDA」の糖尿病患者さん(4)
ブリアナ・ビジェガス
ブリアナ・ビジェガスは、8歳の時に糖尿病を発症しました。
彼女を病院に連れて行った際、糖尿病性ケトアシドーシスに陥り、診察した医師からはとても重篤な状態であると告げられました。医師に処方されたインスリンを手に家にたどり着きましたが、家ではブリアナにインスリンを打つ事はありませんでした。
なぜなら、隣人や友人達が誤った知識を持ち「インスリンは身体に被害をもたらす悪いものであり、インスリンを注射することによってブリアナは失明(視力を失う)、さらに脚(両脚)を切断せざるを得ない状況となるだろう。」と、ブリアナの母親に伝えたのです。それを真に受けた母親は、お医者様方の指示を無視し、隣人や友人達の言うことに耳を傾け、結果、8ヶ月間もの間、娘に対してインスリンを打つことを止めていた状態でした。
ブリアナがどの様にしてFUVIDAにたどり着く事ができたのか?
ブリアナはソーシャルメディアを通じて、糖尿病の患者さんを支援する「FUVIDA」の存在を知り、病院での検診でヘモグロビンA1cの検査が出来ることなどを知りました。この時のブリアナのヘモグロビンA1cは15.76%でした。当時のブリアナは、友達と遊ぶ事もなく、食欲もないため食事を口にする事もなく、ただただ、眠っているだけでとても弱っている状態でした。
小学校の欠席日数もとても多く、悲しみで落ち込んでいる様子も見られ、家からも出たがらず、引きこもった状態でした。
ブリアナは日毎にやせ細っていき、ある日、ついに彼女は母親に苦しい症状を訴えました。「ママ、歩く事も息をする事も辛くて出来ないの」と。再度ブリアナを病院へと連れて行った際には、意識不明の昏睡状態に陥り始めた状態で、即彼女を入院させる事となりました。
診察していただいたお医者様は女性で、私たちの状況に理解を示し、幸いにもインスリンの使用方法について指導を受ける事が出来ました。お医者様に指示された通り,毎日同量のインスリンを打ちましたが、血糖値は高いままの状態が続き、結果、お医者様の指導した方法ではブリアナはインスリンの効果を得る事は出来ませんでした。
そしてご存知の通り、2020年には新型コロナウイルス(Covid-19)という世界的な疫病の流行により、病院に行く事も出来ず、血糖値が高い状態がずっと続いていました。
?
FUVIDAの活動について
その後、FUVIDAのメンバーが彼女の家に向かい、ブリアナに必要なインスリン量を持参しました。インスリンの調節や使用方法をブリアナと母親に教えました。インスリンを正しく使用し、集中して治療にあたった3ヶ月後、ブリアナの病状は誰が見ても疑う余地もなく、明らかに良い状態となっていました。
―FUVIDAを知る前、どのくらいの期間ブリアナは「糖尿病性ケトアシドーシス」の状態でしたか?
・「1年間です」
―インスリンの正しい使い方がわからなかった期間と比べどのくらい間が空いていましたか?
・「18ヶ月間にも及びます」
―ヘモグロビンA1cの数値の変化によって彼女にどの様な変化が見られましたか?
・「お陰様でFUVIDAを知る事によって、インスリンの正しい使用方法や糖尿病であるという現実を受け入れられた事により、彼女の体重が正常に戻りそして何よりもブリアナに笑顔が戻った事に嬉しさと幸せを感じています。」
左の写真は現在のブリアナ。右の写真はFUVIDAと知り合う前ブリアナです。
現在は、ヘモグロビンA1cが7.6%で安定しています。
翻訳協力:永吉 早苗 様
BRIANA VILLEGAS
Brianna tiene diabetes desde los 8 anos, ella la llevaron al hospital en estado critico y la diagnosticaron cetoacidosis diabetica, regreso a casa con la dosis de insulina prescrita, pero en casa ya no pusieron por que los vecinos, amigo dijeron que la insulina era mala, que la dejaba ciega y posiblemente le cortarian las piernas, la mama de Brianna hizo caso a los vecinos y dejaron sin poner la insulina 8 meses.
Como llego BRIANA A FUVIDA
A traves de redes sociales promocionamos una campana medica y Brianna se entera que exite FUVIDA, y previo a los controles medicos se realizaron examenes de Hemoglobina Glicosilada, y este examen arrojo que Brianna tenia 15,76 de HbA1c.
Brianna estaba muy debil solo dormia, no comia, no jugaba, faltaba mucho a la escuela, Brianna Se mostraba triste y no queria salir de la casa.
Cada dia estaba mas delgada hasta que un dia, dijo a su madre, no puedo caminar no puedo respirar, fue cuando nuevamente la llevan al hospital entra en coma, se queda hospitalizda y la doctora le prescribe insulina, ellas nos entendia el proceso de la insulina y aplicaban la misma dosis cada dia pero no le funcionaba sus valores se mantenia valores altos, y el 2020 no pudo asistir al hospital por la pandemia y solo pasaban las glucosas altas.
ACCION DE FUVIDA CON EL PROYECTO LFAC
Visitamos a Brianna a su casa llevandole todos los insumos necesarios ademas de ensenarles como ajustar la dosis de insulinas, despues de tres meses con terapia intensiva con insulinas Brianna mejoro notablemente.
Adjunto foto actual y antes de llegar a FUVIDA.
La foto de navidad es el estado actual de Brianna y su hemoglobina esta ahora en 7,6 %
ー?Por cuanto tiempo Brianna fue diagnosticada antes de venir a FUVIDA?
Un ano
ー?Cual fue el intervalo entre las dos imagenes?
18 meses.
ー?Que marco la diferencia en la HbA1c?
La educacion en diabetes recibida por parte de Fuvida hizo que Brianna recupere su peso y su sonrisa.
traduccion:SANAE NAGAYOSHI
●関連サイト
2021年南米エクアドル「FUVIDA」の糖尿病患者さん(3)ガブリエラ・カレーニョ
2021年南米エクアドル「FUVIDA」の糖尿病患者さん(1)ホスエ・ピナルゴテ・エリアス
2021年南米エクアドル「FUVIDA」の糖尿病患者さん(2)サマンサ・ビジャシス
Fundacion Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
国際糖尿病支援基金
FUVIDAの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
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ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(2)
(IFLグローバル、国際糖尿病支援基金)
インスリンツムレーベン(IZL)ドイツとオーストリアより、ウクライナの糖尿病患者さんへインスリンなどの支援物資を発送したところ、3月5日に無事に現地へ到着したとの報告がありました。
詳しくは、ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)(IFLグローバル、国際糖尿病支援基金)もあわせてお読みください。
オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援するインスリン・フォー・ライフ(IFL)本部から国際糖尿病支援基金へ、ウクライナの糖尿病患者さんへの緊急支援要請があり、取り急ぎ、当基金から3,000ドルを支援しました。
IFLでは、本部、各国の支部と協力し、ウクライナの糖尿病患者さんへの支援物資の提供や募金活動を行っております。
ウクライナでは、攻撃を受けたために多くの人たちが、国外も含め避難を余儀なくされ、街も破壊されてしまったため物流が滞り、医薬品が不足しています。
そのような中、IFLより当基金に支援要請が来ました。IFLでは、これまでも国籍・民族的背景などを問わず、インスリンを始め、糖尿病医療に必要な物品が無くて困っている人たちに支援をしてきました。IFLのネットワークを通じて、現地でインスリンを必要としている人たちのために、少しでも助けになるよう当基金として願いを託すことに決めました。同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様へこの度のご支援について、ご協力をお願いします。
戦争は、攻撃する側もされる側も、双方に甚大な被害が出ますし多くの人たちが犠牲となります。一日も早く、平和が戻り、糖尿病の患者も安心して生活ができる日が来ることを祈るばかりです。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
ウクライナへ支援物資が届きました。(IZLドイツ、オーストリアレポート)
IZLオーストリア代表のサラさんによると、現地の支援団体「My Suger」のオレグさんより、支援物資が無事にリヴィウの軍事病院に到着したとの報告がありました。
インスリン、モルヒネ、アドレナリンといった必須医薬品については、輸送するための特殊な手続きが必要でした。ウクライナ大使館から、この手続き方法を示した書類に従い、物資を発送しました。
オーストリア・ウクライナ大使館から医療品を輸送する際、書類に書かれてあった概要は以下の通りです。
- ロシアの攻撃で、兵士だけではなく民間人の住宅や治療施設、幼稚園なども被 害を受け、何百万が避難するなど人道状況が危機的状況にあること。医者への負担が増し薬や医療品が不足している。
- ウィーンからウクライナのリヴィウまで、薬品類は冷蔵での輸送が必要である。 具体的な担当者名や医療機関の一覧
- ウィーンからポーランドを経由するウクライナ国境まで、薬の物流の後方支援担当者名、供給された薬類についてのルートや輸送などの詳細や、最終的の届け先である病院名や担当者等の一覧の表記
現地ウクライナについて
左の写真は、キエフ在住の医療従事者の方々です。
ウクライナ全ての主要都市において、インスリンを始めとする全ての必須医薬品供給がマヒしている状態です。ご存知の通り、前線に近づけば近づくほど、医薬品の提供を受けることが困難になります。薬局は限定された店舗しか営業していません。
医薬品を最も必要としている都市は、ハリコフ、オデッサ、キエフ、ドニエプロペトロフスクで、他の主要都市も同様です。全ての支援物資の供給は、リヴィウを通じて各地域へと輸送されます。
ウクライナ政府は、インスリンが必要な人々とのホットラインを開設しました。ホットラインに問い合わせをすれば、救急車で自宅へインスリンが届けられます。しかしながら、戦闘地域の前線に近い地域では、橋や道路が破壊されてしまい、一部の住民は居住地域に閉じ込められてしまっています。
現地の1型糖尿病患者さんたちは、ソーシャルメディアを立ちあげて、少しでも長く生き延びるためにお互いに連絡を取り合い、インスリンなどの必要物資を融通し合っています。
現地の糖尿病患者さんを支援するために、日本の皆様のご協力をお願い申し上げます。 新しい情報が入り次第、引き続き、報告してまいります。
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ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)(IFLグローバル、国際糖尿病支援基金)インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
「Spare a Rose」とは
https://beyondtype1.org/the-diabetes-online-community-doc/ DOC)では、毎年2月に「Spare a Rose、Save a Child」キャンペーンを行っており、主に途上国の経済的に恵まれない1型糖尿病の子供たちにインスリンや糖尿病療養に必要な物資を提供するための資金集めを行っています。
一部の欧州諸国では、バレンタインデーに大切な人へ花を贈る習慣がありますが、「Spare a Rose」は、愛する人に贈るバラを節約して「Spare a Rose」へ寄付を。-とのコンセプトのもと募金活動を行っています。
「Spare a Rose」へ寄せられた寄付金は、IFLやLife for a Childなどの支援団体に送られ、支援活動に活用されます。
この度ウクライナの糖尿病患者さんを支援するために、2022年3月より「Spare a Rose for Ukraine」のキャンペーンを開始し、募金を受け付けております。「Spare a Rose for Ukraine」のシンボルマークには、ウクライナの国旗の色が使われています。
「Spare a Rose for Ukraine」に寄せられたすべての寄付は、20年以上、途上国の糖尿病患者さんを支援し緊急事態にも対応してきた経験を持つIFLにより、ウクライナ内外の糖尿病患者さんへインスリンなどの物資を支援するために活用されます。
IFLはヨーロッパをはじめ、グローバルに活動を展開しております、ウクライナの近隣諸国にも支部があるため、必要に応じてすぐに物資を届けることができます。
また、「Spare a Rose for Ukraine」の活動は「国際糖尿病連合(IDF)ヨーロッパ」にも承認されています。
ウクライナの糖尿病患者さんへ緊急支援のお願い(1)
(IFLグローバル、国際糖尿病支援基金)
2022年3月に勃発したロシア・ウクライナ危機において、ウクライナ現地の糖尿病患者さんも危機的な状況に陥っています。
この度、オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援するインスリン・フォー・ライフ(IFL)本部から国際糖尿病支援基金宛てに、ウクライナの糖尿病患者さんへの緊急支援要請があり、取り急ぎ、当基金からIFLへ3,000AUドルを支援しました。
IFLでは、本部、各国の支部と協力し、ウクライナの糖尿病患者さんへの支援物資の提供や募金活動を行っております。ウクライナの糖尿病患者さんを支援するために、同じ糖尿病の仲間と医療関係者、その他皆様のご協力をお願いします。
(1)国際糖尿病支援基金を通じてIFLへご寄付の場合
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「IFL ウクライナ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
(2)Spare a Rose for Ukraineを利用してのご寄付
https://www.insulinforlife.org/spare-a-rose/
「Spare a Rose」については、こちらをご覧ください。
IFLでは、インスリンツムレーベン(IZL)※ドイツとオーストリアにおいて、ウクライナへの支援活動を行いました。詳しくは、下記のIFLのレポートをご覧ください。
※「インスリン・フォー・ライフ」のドイツ語の意味
IZLドイツ、オーストリア ウクライナ支援レポート
IFLオーストラリアとIZLドイツ、IZLオーストリア、IFLアメリカ、IFLイギリス、イギリス糖尿病協会は、ウクライナからの支援要請を受け、現地の糖尿病患者さんへの援助支援を行っています。
世界規模での非常事態が発せられている中、危機を乗り切るための物資や金銭的な支援が求められています。
まず、欧州内にあるIZLドイツとオーストリア、IFLイギリスが、ウクライナに対し支援を行いました。
IZLドイツ代表のハイディ・シュミット・シュミデバッハさんによって、在ポーランド・ウクライナ大使館に糖尿病関連の支援物資が送られました。インスリンと他の機材60㎏をウクライナに向けてトラックで発送しました。
IZLオーストリアからは、知り合いの在オーストリア・ウクライナ大使館を通じて支援要請を受け、代表のサラ・フカッハさんによって、難民となった糖尿病患者が必要とする薬品類などの支援物資がウクライナと隣接するポーランド内のウクライナ大使館とルーマニア大使館に送られました。
これらの支援要請は、在ポーランド・ウクライナ大使館と在ルーマニア・ウクライナ大使館を通じて来たものです。ポーランドとルーマニアは、ウクライナと隣接しているため、多くの難民が避難してきています。
支援先である「My sugar」のオレグさんが、オーストリアの病院から集めたインスリンや血糖測定機以外の物資も含め、段ボール約20箱分の発送に協力してくれました。サラさんが主導する形で、IZLオーストリアから、多くの段ボールに詰められた支援物資がトラックで運ばれました。
インスリン・フォー・ライフ・グローバルでは、欧州に難民として逃れた人たちに送付するために、製薬会社のうち一社と血糖測定器50から100台、テストチップ10,000から20,000枚を購入するための交渉をしています。
地理的に遠いオーストラリアで購入して送付するのではなく、イギリスもしくはアメリカで購入することを検討しています。
現地の糖尿病患者さんを支援するために、日本の皆様のご協力をお願い申し上げます。
Insulin For Life オーストラリア
代表 アリシア・ジェンキンス医師
スタッフ ニール・ドナラン
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インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)国際糖尿病支援基金
2022年2月活動報告
2021年国際糖尿病支援基金・年次報告書
2021年国際糖尿病支援基金・年次報告書を公開しました。(2021年1月1日?2021年12月31日)
「国際糖尿病支援基金」は、途上国における糖尿病患者さんの恵まれない現状を日本の患者さんや医療スタッフに知っていただくこととともに、そのような患者さんを支援することを目的に2001年に発足し、設立から20年目を迎えました。
2021年も当基金の活動に多くの方々から関心を寄せていただき、ご寄付をいただきましたことを心から御礼申し上げます。皆様の善意と熱意に支えられ、経済的な理由で治療を受けることが困難な糖尿病患者さんを支援することができました。
この間、個人・団体からは18件の寄付がよせられ、新たに98万3,854円の基金が集まりました。毎年、定期的にご寄付を頂いている方もおり、基金発足以来の寄付金累計は1,757万934円になります。
一方、当期間中に、途上国の糖尿病患者さんの支援のために90万675円(送金手数料を含む)を送金し、実際の支援活動に活用させていただきました。基金発足以来の支援金の合計は1,699万848円となりました。
皆様からのご支援は、現地では大きな価値を有し、多くの糖尿病の患者さんの命が救われ、大変喜ばれております。
当基金の主な支援先は、下記の通りです。
- 1.オーストラリアで途上国の糖尿病患者さんを支援する「INSULIN FOR LIFE Groval(IFL))」(創設者:Ron Raab氏、代表:Alicia Jenkins医師)を通じて、多くの途上国の糖尿病患者さんを支援
- 2.南米エクアドルで小児糖尿病患者さんを支援する「Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)」(代表:Aracely Basurto Calderon医師)の糖尿病サマーキャンプ
- 3.インドで糖尿病の子どもや女性を支援する「Dream Trust」(代表:Sharad Pendsey医師)
2021年も引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、当基金の支援先も支援活動に大きな影響を受けました。
今後も当基金では途上国の糖尿病患者さんの実情をご紹介し、困難な状態におかれた仲間を少しでも手助けできればと、着実に活動を続けていきたいと考えております。
随時公開されるレポートは、糖尿病ネットワークの「最近の関連情報」コーナーをご覧ください。
2022年は、当基金が発足して21年になります。これまでご協力いただきました皆様に改めてお礼を申し上げますとともに、今後も日本とは比較にならないほど劣悪な医療状況におかれた糖尿病患者さんのために、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。
◎2021年の支援活動
支援は、以下の3つの団体を通じて行いました。
- IFL(INSULIN FOR LIFE Groval) 所在地:オーストラリア
- FUVIDA(Fundacion aprendido Vivir con Diabetes) 所在地:エクアドル
- ドリームトラスト 所在地:インド
IFLは、フィリピンや南米エクアドルなど現地の糖尿病患者さんへ療養に必要な物資の支援を行いました。オーストラリアは2020年に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一時期、航空便に厳しい制限のため物資を届けることができない時期もあったようです。
途上国の多くは、糖尿病の患者さんにとって生きるために必要なインスリンは高価で入手できない現状を抱えているため、IFLからの支援は、現地の糖尿病患者さんにとって大きな助けとなっています。
■IFLオーストラリアレポート「フィリピンの糖尿病患者ミラ・ジョイさん」
https://dm-net.co.jp/idafj/act/update/ifl-8.php
送金回数:1回
Insulin for Life Groval(IFL)オーストラリア
http://www.insulinforlife.org/
新型コロナウイルス感染症の影響により、毎年行われている「糖尿病サマーキャンプ「Dulces Amigos」」は、2021年も開催中止となりましたので、FUVIDAへの活動資金として支援しました。FUVIDAでは、コロナ禍で外出できない患者さんのために、ソーシャルネットワークサービスを利用して、療養指導や医療従事者によるセミナーを開催したりしています。
2022年の活動予定として、3月に2日間の小児糖尿病キャンプの開催を予定しています。また、現地の糖尿病患者さん100名のヒストリーを紹介する企画も開始しました。
■南米エクアドル「FUVIDA」の糖尿病患者さん(1)ホスエ・ピナルゴテ・エリアス
https://dm-net.co.jp/idafj/act/update/2021fuvida.php
送金回数:1回
Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
http://www.fuvida.org.ec/
ドリームトラストへの支援は、例年通り包括的な支援と、特定の糖尿病の患者さんを継続的に支援するスポンサー制度の2つの方法で支援を行いました。
スポンサー制度には2021年現在、当基金からの援助により13名の方々によりご協力いただいており、13名の1型糖尿病患者さんが継続して医療支援を受けております。スポンサー費用は主に患者さんのインスリンや診察費、通院にかかる旅費等に使われております。
ドリームトラストからは、年1回、各スポンサーが支援している糖尿病患者さんのレポートが届き、子供さんの成長ぶりなど現況を知ることができます。
「国際糖尿病支援基金」が支援をしているドリームトラストの1型糖尿病患者さん
https://dm-net.co.jp/idafj/sponsoring.php#dt
インドでも新型コロナウイルス感染症・デルタ株により、各都市がロックダウン(都市封鎖)となりました。その影響でインド国内では、物流だけでなく、外出制限により市外の患者さんの通院も制限されるなどの大きな影響が出ました。
その中で、ドリームトラストの支援を受けている小児糖尿病の患者さんが「Life For A Child(LFAH)」主催の絵画コンテストに入選したり、ドリームトラストは「1st International Conference on "Innovations by NGOs in Diabetes Care」のコンテストにおいて、1位に入賞しました。
■Life For A Child主催の絵画コンテストについて(ドリームトラスト(インド)レポート)
https://dm-net.co.jp/idafj/act/update/dreamtrust2021-1.php
送金回数:2回
ドリームトラスト(インド)
http://www.dreamtrust.org/
◎2021年の募金状況
期間中の寄付件数:25件
集まった寄付金の合計:98万3,854円
2021年の収支
2020年12月31日繰越金:49万6,907円
2021年内収入(寄付金合計):98万3,854円
同上 支出(支援金+送金手数料):90万675円
2021年12月31日現在 保有資金:58万86円
国際糖尿病支援基金 事務局
