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2026年09月30日
動脈硬化を目で確認 ~心臓ドック(心臓画像クリニック飯田橋 寺島正浩医師)~
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- 時事通信社
動脈硬化は、動脈の壁にプラーク(コレステロールや脂質の塊)が蓄積して血管が硬く、厚くなり、10~40年かけて進行し、心筋梗塞などの心血管疾患リスクを高める。心臓画像クリニック飯田橋(東京都新宿区)理事長で循環器専門医の寺島正浩医師は「生活の見直しで大半は予防可能です」と話す。
◇健診で異常なくても

心筋梗塞の主なリスク要因
急性心筋梗塞は軽度の冠動脈狭窄(きょうさく)から生じることも多く、自覚症状がほとんどない段階での早期発見、早期介入が重要だ。だが、一般的な健康診断で行われる心電図検査や胸部レントゲン検査は、不整脈や心拡大の有無などを簡便に把握できる一方、狭窄の原因となる動脈内のプラークを直接評価することは難しい。また、血液検査で調べる悪玉コレステロール(LDL―C)や中性脂肪が基準範囲内の人でも、動脈硬化が進行している場合がある。
動脈硬化も心筋梗塞も、自覚症状がないままリスクが高まることから、日頃の予防が大切だ。心筋梗塞の主なリスク要因は〔1〕過度の飲酒〔2〕喫煙〔3〕運動不足〔4〕野菜・果物不足〔5〕内臓脂肪〔6〕高血圧〔7〕脂質異常症〔8〕糖尿病〔9〕過度なストレス―の九つで、暮らし方を見直せば改善できるものが多い。「中高年の方はもちろん、30歳代の比較的若い人でも外食が多い人や多忙で生活が乱れやすい人は、『心臓ドック』をお薦めします」
◇正確な検査値と画像で
動脈に蓄積したプラークは時間とともに石灰化することがあり、除去が難しくなる。しかし、自覚症状が無いまま不健康な生活を続けている人は「今までも平気だったし、自分は大丈夫だろう」と思い込みがちだ。
そこで寺島医師はプラークの可視化に着目。心血管疾患リスクに特化した血液検査と、冠動脈・大動脈のCT画像検査を組み合わせた心臓ドックに取り組んでいる。
所要時間は30分ほどで、「心臓や頸(けい)動脈に石灰化したプラークが出来ている様子を実際に見ることで、行動変容が期待できます」。自分のプラーク画像を見た人は、見ていない人よりも生活習慣の見直しに積極的になり、LDL―Cや高血圧の改善が見られたとの海外研究もある。
心臓ドックは、がん予防やがん検診に比べるとまだ認知度が低い。寺島医師は「自分の心血管疾患リスクを知る第一歩としていただければ」と呼び掛ける。(メディカルトリビューン=時事)(記事の内容、医師の所属、肩書などは取材当時のものです)
[時事通信社 2026年9月18日]
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