活動報告
寄付金収入(3件)7
寄付金収入(3件)7万7,000円■ 2005年4月
寄付金収入(3件)9万1,000円
■ 2005年3月
国際糖尿病支援基金が支援しているInsulin for Life(オーストラリア)から、スマトラ島沖地震と津波により被害を受けたモルジブでの活動報告と写真が届きました。
・スマトラ島沖地震と津波
・スマトラ沖地震と津波の被害は数百万人に及ぶ
・救援物資がスリランカ南部および東部の2つの病院に届けられました
・モルジブでの支援活動
・1万人以上がインスリンを断たれる
寄付金収入(2件)16万円
■ 2005年2月
国際糖尿病支援基金・年次報告書(2004年1月1日?2004年12月31日)を掲載しました。
寄付金収入(11件)10万2,000円
■ 2005年1月
Insulin for Life(IFL)へスマトラ沖地震と津波による被害に遭った糖尿病患者さんへの支援費用として30万円を送金。
寄付金収入(10件)7万1,035円
1万人以上がインスリンを断たれる
スリランカで被災した糖尿病患者さんIFL(オーストラリア)のロン・ラーブさんから送信された電子メールのご紹介します。IFLは、国際糖尿病支援基金をはじめ、英国、ドイツ、米国の支部に連絡し、支援の要請をしています。
IFLは、スマトラ沖地震と津波で被災した患者さんのために、インスリンを含む糖尿病の医療資材を10回にわたりスリランカ、モルジブ、インド、そしてできればインドネシアへ送ることを計画しています。輸送費や諸経費、直接費用が1回につき400米国ドルかかると見積もってます。その直接費用を負担してくれる支援者があらたにあらわれないかぎり、国際糖尿病支援基金からの寄付がたよりになります。スリランカだけで、少なくとも1万人が津波のために、インスリンを通常の手段で入手することができません。自助努力では対処できません。IFLのオーストラリア本部、英国支部、ドイツ支部、そして日本の糖尿病国際支援基金の皆さんのご支援が必要です。
Sally, we estimate that we will send up to 10 separate donations of insulin etc to Sri lanka, Maldives, India and possibly Indonesia. Our estimate transport and handling costs are $ US 400 average for each one.
Currently we do not have a supporter which is paying these direct costs and so your assistance will be very helpful.
Your group's support will be great!As far as Sri Lanka is concern, we estimate atleast 10,000 persons who require insulin but who may not get it from the normal channels due to the distruptions due to the tsunami. We have tried to bridge the gap with our own resources and with those sent by Ron Raab (Aust), Heidi ( Germany) and Jenny( UK ) .Any additional supplies from your organisation will be greatly appreciated in the days and weeks to come.
モルジブでの支援活動
国際糖尿病支援基金が支援しているオーストラリアのInsulin for Life(IFL)理事長のロン・ラーブさんより、支援に感謝する電子メールが送信されましたので、ご紹介します。![]() ![]()
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モルジブで地震や津波の被害に遭った糖尿病患者さんに、Insulin for Life(IFL)のセンターのメンバーによって、地元の医療機関を通じてインスリンや医療資材が手渡されました。
ILFが送ったインスリンは津波の被害の影響を受けた地域の下記の施設を通じて患者さんに配布されました。Thaa Atoll Hospital(Thaa Veymandoo)
Thaa Burunee Health Post.
Meemu Kolhufushi Health Centre.
Laamu Gan Hospital.また、モルジブ糖尿病協会を訪れた津波の被害者にもインスリンが配布されました。
今後もこうした支援を続けていきます。皆さんのあたたかいご支援に感謝致します。引き続きご支援をお願いします。ロン・ラーブ
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救援物資がスリランカ南部および東部の2つの病院に届けられました
INSULIN FOR LIFE(オーストラリア)会長のロン・ラーブさんから送信された電子メールからご紹介します。写真も送信されました。
緊急援助の要請を受け、IFLのオーストラリア本部や、ドイツ、英国の支部から送付した救援物資が、無事にスリランカの被災地に届けられました。物資の内容は、インスリンや測定試験紙、糖尿病治療に必要な機器類です。
被災地では、すでに12月30日時点でスリランカ糖尿病協会によりネットワークが確立されており、8日後の1月7日に一部の物資が到着し、1月12日には送付した物資全てが届けられました。到着した物資は、ただちに南部のガレにある2つの総合病院及び東部の医療施設、そして津波の被害が最も深刻な地区にも配布されました。物資は、モルジブにも送付される予定です。
現在、IFLでは支援を受けるために必要な条件を確認する条項の返信を待っているそうです。スリランカ糖尿病協会会長であるマハン・ウィジェスリヤ医師からIFLからの支援物資が届いた様子、物資がすでに配られた地区およびこれから配られる地区からの生々しい写真が送られてきました。
皆様からの多大なご寄付のお陰で、輸送費・取扱費を賄うことができました。また、ともすれば捨てられてしまう運命にあったインスリン他物資を寄付してくださり、有効活用することができたお陰で、人の命を救うことにつなげることができました。心より感謝申し上げます。
慢性疾患である糖尿病の場合、長期間にわたって支援が必要と予想 されるため、さらに物資を送らなければなりませんし、また、他の被災地からの要請も予想されます。皆様からの今後のさらなるご支援をいただければ幸いです。INSULIN FRO LIFE(オーストラリア) 会長
ロン・ラーブYou entire package was sent to two hospitals in the south SriLanka
Following urgent requests, IFL Australia, Germany and UK have successfully sent insulin, test strips and other diabetes supplies to established and trusted networks at the Diabetes Association of Sri Lanka on 30 December 2004, with confirmed receipt on January 7 ( 8 days after the tsunami) and January 12, and distribution immediately to 2 General Hospitals in Galle and Matara in the south and others in the east - some of the worst areas affected by the Tsunami.
Supplies are also being sent to the Diabetes Association of the Maldives.
Photos received from Dr. Mahan Wijesuriya, President, Diabetes Association of Sri Lanka, attached, show the insulin and supplies being received and distributed, and scenes from areas in which they have been and will be distributed.Thanks to our marvellous supporters for making this possible through the donation of supplies (most of which would have otherwise been wasted) and support for the cost of transport and handling. We are planning to send more supplies.
Ron Raab
スマトラ沖地震と津波の被害は数百万人に及ぶ
国際赤十字は、スマトラ沖地震の津波による死者は18万5000人まで増えると推定しており、負傷者は52万5000人、行方不明者は2万人、160万人が避難民になり、100万人以上がホームレスになると推定している。さらに、バングラデシュ、マレーシア、ミャンマー、ケニア、ソマリア、タンザニアでも被害が出ていると報告している。WHO(世界保健機構)は、給水と衛生設備が破壊され、海水の汚濁が進行し、何百万人もの人々が感染症の危険にさらされていると発表\\した。コレラ、腸チフス、赤痢、A型およびE型肝炎などの水系伝染病の流行の危険性が高い。安全な飲料水を確保することが早急に望まれるが、物流やインフラの整備ができていないことが、支援を困難にしている。
これらの国や地域は、これまでも台風や洪水、民族紛争によって大きな被害を受けており、支援を困難にしている。過去の例のない規模の大災害に見舞われた現在、基礎的な医薬品をそろえた医療機関での診断および治療が圧倒的に不足している。 (British Medical Journal 1月6日号)
●詳細は情報掲載サイトへ » http://bmj.bmjjournals.com/cgi/content/extract/330/7482/59
スマトラ島沖地震と津波
国際糖尿病支援基金は、スマトラ島沖地震と津波により被害に遭われた現地の糖尿病患者さんのための支援金を募集しています。この支援はInsulin for Life(IFL)(オーストラリア)を通じて行われます。
インドネシアのスマトラ沖で昨年12月26日に発生した地震は大津波を引き起こし、周辺国の海岸やリゾート地が被害に遭いました。現地の人々や観光客、家屋や車などが波にのみ込まれ被害を受けました。その中には多くの糖尿病患者さんも含まれます。
特に深刻な被害が報告されているのはスリランカとインドネシアです。1月10日の時点で、スリランカ(人口約1900万人)で3万人が、インドネシア(人口2億1500万人)で11万3000人が死亡するという、甚大な被害報告が発表されました。南アジア諸国全体では、死者は20万人に達すると推定され、被災者は500万人にのぼります
被害を受けた国や地域に、継続的な支援を必要としている糖尿病患者さんがたくさんいます。スリランカには約26万人、インドネシアには約255万人の糖尿病患者さんがいると概算されており、大変に危機的な状況にあります。被災地では安全な飲料水や清潔なトイレ、衛生環境の整備が遅れており、基礎的な診療を行うための設備と医療スタッフ、医薬品が大変に不足しています。
現在、国際連合を中心として各国が救援活動を繰り広げており、日本も過去最大規模の国際緊急支援を展開しています。しかし、優先されるのは被災者の生存を確保することと感染症の蔓延を防ぐことであり、糖尿病などの慢性疾患をもつ患者さんの支援まで手が届かないのが現状です。
国際糖尿病支援基金は、Insulin for Life(IFL)(オーストラリア)より支援の要請を受けました。IFLは世界保健機構(WHO)から、また、スリランカをはじめとする被災国から続々と支援要請を受けており、国際支援の協力先を求めています。
参考文献:世界保健機構(WHO)ホームページ、『世界子供白書』2005年度版、『DIABETES ATLAS Second editon』。


