Insulin for Life

Insulin For Lifeとその目的

 Insulin for Life(IFL)は、20年にわたるInternational Diabetes institute, Australiaの活動を発展させ1999年に設立された、非課税・非営利の法人です。オーストラリアのビクトリア州に登記されています。

IFLでは、途上国の糖尿病患者に対して、3つのことを実践しています。

  • 使用期限内の未開封インスリン製剤・血糖測定機器および試験紙など基本的なサプライの寄附募集・購入・現物提供や被災地(災害時の緊急支援)を含む対象地域の支援
  • 対象地域の糖尿病キャンプ支援を通じて、そのコミュニティに必要とされる糖尿病関連知識の伝授やすでに糖尿病状態にある人のスクリーニング強化
  • アドボカシー活動や学術調査研究等によって、対象となる人々が必要としている基本的な糖尿病治療や物品使用の享受向上を目指す

運営委員

Insulin For Life (IFL)のホームページより

運営委員写真
上段左から、Alicia Jenkins代表、Ron Raab氏(創設者)、Tali Raab氏、Neil Donelan氏
下段:国際糖尿病支援基金運営委員(2023年7月現在)
Alicia Jenkins IFL代表

Alicia Jenkins IFL代表
医師、糖尿病専門医。
オーストラリアをはじめイギリス、アメリカで30年以上専門教育を受け臨床・研究の経験を持つ糖尿病専門医。自身の母親が18歳の時に1型糖尿病と診断され、74年にわたり糖尿病と共に生涯を送ったことがきっかけで糖尿病に関心を持つ。IFLへは2000年に医療アドバイザーとして参加し、2017年より代表に就任。

Ron Raab IFL創設者

Ron Raab IFL創設者
1999年にIFLを設立した創設者。
6歳発症の1型糖尿病患者で、過去にIDF(国際糖尿病連合)の副理事長をつとめ、糖尿病に関するさまざまな機関で幅広く活動している。


Trained in economics, statistics and mathematics
  • Vice-President, International Diabetes Federation Member, of the International Diabetes Federation Insulin Task Force.
  • Member, Declaration of the Americas Diabetes Medical and Scientific Consultative Group.
  • Consultant at the International Diabetes Institute, on the Shortage of Insulin in Countries of Central and Eastern Europe and the Newly Independent States.
  • Employed at the International Diabetes Institute, Melbourne, Australia (Professor Paul Zimmet, Director) www.idi.org.au, 1980-1999 in international diabetes humanitarian and education activities, including the development and management of the then International Emergency Insulin Distribution Program, 1986-1999 from which Insulin For Life evolved.
  • Has Type 1(insulin-dependent diabetes) since 1957 at age 6.
  • Has adopted a low carbohydrate/low insulin regime which has resulted in a major improvement in daily blood sugars and quality of life.
Neil Donelan 保険査定者

Neil Donelan 保険査定者
オーストラリア国内をはじめ海外でも多くの人道援助活動に関わっており、その中でインスリンなど糖尿病療養に必要な運搬にも尽力している。

過去の運営委員

Faye Kirkwood 看護師

Faye Kirkwood 看護師
障害者のケアに幅広い経験があり、長年糖尿病に関する活動に関わっている。元Diabetes Support Associationの会長。自身も1991年に糖尿病を発症。

Extensive experience in the care of disabled persons, including a number who also has with diabetes
  • involved in diabetes activities for many years, including as President of a Diabetes Support Association, now affiliated with the International Diabetes Institute, Australia www.idi.org.au
  • has had diabetes since 1991
Bruce Wainwright 弁護士

Bruce Wainwright 弁護士
14歳(1950年)で1型糖尿病を発症。
Insulin For Life (IFL)のホームページより

インスリン・フォー・ライフ・グローバル(オーストラリア)アリシア・ジェンキンス新代表挨拶

アリシア・ジェンキンス代表(オーストラリア在住

Insulin for Life Global(Australia)
president.Alicia Jenkins
アリシア・ジェンキンス代表(オーストラリア在住)

 私は、オーストラリアをはじめイギリス、アメリカで30年以上専門教育を受け臨床・研究の経験を持つ糖尿病専門医です。私はオーストラリアの田舎で生まれ育ち、母のメアリーが1939年の18歳の時に1型糖尿病と診断され、以後、74年に渡って糖尿病と共に元気に生き続けたことが、糖尿病に関心を持ったきっかけです。

 インスリン・フォー・ライフ(IFL)・オーストラリアへは、2000年に主要メンバー及び医療アドバイザーとして参加しました。IFLは2016年に現在の名称「IFL・グローバル」へ変更し、その翌年に私は代表職へ就任し今日に至ります。

 我々は、インスリンを始め糖尿病治療に必要な機器類を購入または諸団体や個人から寄付されたものを途上国の糖尿病患者さんへ支援し、活動を拡大してきました。IFLの活動には8か国に渡る国々の強力な援助があり、この8ヵ国の中には、日本の糖尿病支援基金が含まれます。詳しくはIFLホームページをご覧くだ さい。

 IFLへ提供された支援物資は、この20年程で約15倍に増加しました。IDF(国際糖尿病連合)発表の資料によれば、糖尿病患者の81%は医療事情の良くない地域で生活しているとのことで、我々IFLの活動はますます重要性を増してきていると実感しております。
また、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、医療においては物資だけでなく、供給体制自体も悪化してしまいましたが、その状況下の中で国際糖尿病支援基金は、毎年、欠かさず定期的に支援をしてくださっています。
途上国では5オーストラリアドル(日本円換算すると約480円)があれば、糖尿病患者1人に対し、1週間分のインスリン、注射器、血糖測定器を提供できるのです。

 我々は「医療供給体制が脆弱な国々の恵まれない途上国の糖尿病患者さんの命を救い、患者さんの経済的負担を和らげる」という目標のもと、以下のことを実践しています。

 IFLでは、国際糖尿病支援基金のような安定的・継続的なパートナーシップに期待を寄せています。

インスリン・フォー・ライフ・グローバル

2023年8月

インスリン・フォー・ライフ・グローバル

これまでに寄せられた寄付金

20,681,414円

これまでに実行した支援金

20,274,037円
2025年12月現在

お知らせ

2025年11月24日
1型糖尿病患者の人生を変える「チームコネクタD」の活動について(FUVIDAレポート)
2025年11月23日
2025年ドリームトラスト(インド)からディーワーリーのご挨拶
2025年11月21日
2025年11月現状・収支報告
2025年11月21日
2025年11月活動報告