活動報告
2018年12月活動報告
寄付金収入(3件)76,000円2018年11月活動報告
寄付金収入(5件)207,250円「糖尿病情報BOX&Net.」No.57ネットワークアンケート回答分寄付金(615件×50円=3万750円)。
「糖尿病情報BOX&Net.」No.58ネットワークアンケート回答分寄付金(490件×50円=2万4,500円)。
2018年10月活動報告
寄付金収入(1件)30,000円2018年ドリームトラスト(インド)の活動報告
インドで現地の糖尿病患者さんを支援しているドリームトラスト代表のシャラッド・ペンデセイ医師より、会の活動を紹介するドキュメンタリーフィルムが届きましたので、ご紹介します。
また、当基金では皆様からの ご支援をお待ちいたしております。
世界の多くの途上国では、恵まれない環境で育つ子供が1型糖尿病を発症すると、家族やその子供にとって悲惨な結果を招く可能性があります。病気の知識がなく医学的知識も不足する両親たちには、限られた生活費をインスリンに払うか、家族の生活費に充てるかというジレンマにが生じるのです。
インスリンがなければ、その子供は亡くなることになり、事実そのような状況で多くの幼い子供の命が失われています。
インドのナグプアー市の医師ペンデセイ先生とその妻、家族や専任スタッフらは、このような境遇にある子供たちを救うためドリームトラストという活動組織を立ち上げ、世界からの多くの支援を得て1300人以上の1型糖尿病の子供や若者の生活を一変させました。
これからご紹介するのは、ペンデセイ先生のそのような活動を紹介するドキュメンタリーです。
■Dr.Pendsey(Vimeo)
https://vimeo.com/287212629
Dr.Pendsey from Roy De Boise on Vimeo
2018年9月活動報告
寄付金収入(1件)36,000円40年間歩き続け、糖尿病と闘う男(フィリピンの糖尿病患者さん)
途上国の糖尿病患者さんを支援するオーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)は、フィリピンの糖尿病患者さんへの支援活動を行っています。
IFLの支援先である、フィリピンのNegros Island Diabetes Association(NIDA)より、現地の糖尿病患者さんのレポートが届きましたので、ご紹介します。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)を通じて、2018年よりNIDAを支援をしています。
フィリピン共和国の東ネグロス州アユンゴンに住むパブリト・ゼルナ氏(73歳)は、長年2型糖尿病と闘う人物として知られています。彼は40年間、糖尿病と闘うため、毎日、朝と昼、1日8Kmのウォーキングを日課としており、その若々しい姿から、「永遠の少年」とも呼ばれています。

この「永遠の少年」は、33歳の時に血糖値が360mg/dlとなり、糖尿病と診断されました。この時は入院をすること無く、薬物療法(経口薬)のみで治療をしていましたが、彼が40歳の時に低血糖で病院に担ぎ込まれ、危うく命を落としかけました。それ以来、薬に頼ることが怖くなってしまいました。
薬による低血糖の恐怖から、医師と相談したところ、汗ばむ程度のウォーキングを続けることが「糖を燃焼さること!」と言われ、この医師の言葉が心に響き、現在も3か月に1度通院し、検査を受けています。
40年間、毎日8kmのウォーキングを続けた結果、現在の血糖値は平均110mg/dlで、彼は血糖値が正常となっただけでなく、視力も向上し、持病の喘息も消え去ってしまいました。
「永遠の少年」の日課は、朝の起床後、コップ2杯の水を飲んだ後、直ぐに入浴をします。糖尿病患者は毎朝の入浴を欠かしてはいけない、絶対にしなければならないことだと、永遠の少年は言います。
朝6時半から7時の間に、お粥、ゆで卵、ブロンガンと呼ばれる現地の青バナナ一切れの朝食を摂ります。飲み物は、毎食後に水を飲むだけで、コーヒーや牛乳は決して口にしません。
朝8時、自宅から、約2Km南にある市街地まで歩き始めます。非常にゆっくりとしたペースで始めますが、知らず知らずのうちに普通の速さで歩いています。通行人たちが彼に挨拶をしたり、逆に彼のウォーキングを快く思わない人たちからなじられたりして、歩みを止めることもあります。近所の人たちの中には、目的もなく歩き回るウォーキングなんて、暇を持て余した金持ちの道楽と捉えていることもあり、応援している人ばかりではないのです。
「永遠の少年」は、そんな中傷や冷たい視線を気にすることなく、ゆっくりと我が道を進み、折り返し地点である市街地を目指します。
市街地に着くと売店で小休止を取り、再び、自宅に向けて歩きます。太陽が昇り、暑くなってくると、木陰沿いを歩いて、強い日差しから身を守ります。衣服は汗でびっしょりになり、朝10時頃に自宅に到着します。帰宅後、直ぐに、服を着替え、妻の昼食づくりを手伝います。
昼食と夕食は、ご飯一膳、魚料理(イヌン・ウナンと呼ばれる塩・酢・ニンニクを使って調理。グルタミン酸は不使用)、少量の塩で味付てた茹で野菜、ブロンガンです。肉類は獣肉ではなく、モリンガ(ワサビノキ)と少量の塩で味付けした鶏肉を食べます。

「永遠の少年」が他の糖尿病患者さんたちと異なるのは、糖尿病で苦しんでいる人のもとへ駆けつけて、いつでも一緒に糖尿病と戦いたいという思いがあることです。常に、患者さんたちのところへ足を運び、テレビの前で何もしないでいることは止めて、いつも身体を動かすように勧めます。
糖尿病のある人生をめいっぱい楽むよう、落ち込んでいる人を励まします。
「永遠の少年」が長年糖尿病と闘っているというサクセスストーリーは、彼の住む小さな町では、皆が知っています。
糖尿病は、個々の努力と継続的な運動で克服出来得るものと証明しています。但し、糖尿病の型や種類によるため一概には言えませんが、「永遠の少年」の糖尿病との闘病経験は、食事と毎日欠かさないウォーキングによって、克服できることを証明しているのです。
「永遠の少年」が勧める、糖尿病患者の毎朝の入浴は、医学的な根拠はないかもしれませんが、彼が検査で良い結果を出しているため、試してみる価値はあるかもそれません。また、科学的な根拠はありませんが、フィリピンで現地の人が食べているブロンガンは、糖尿病患者の血糖値を下げる可能性があります。黄色いバナナは絶対に避けて、青い(緑)バナナを食べるよう勧めています。
「永遠の少年」パブリト・ゼルナ氏の物語は、フィリピンの糖尿病患者のサクセスストーリーとして注目しています。糖尿病は、世界中で多くの人が患っており、死因の第6位です。悲しいことに、糖尿病を患っている人たちの多くが、自身の病気のことを分かっていないのです。
彼のサクセスストーリーは、糖尿病患者が糖尿病を理解せずにいることを言い訳としてはいけない。ことを示しています。彼のサクセスストーリーによって、私たちは、自己管理・食事療法・運動療法が糖尿病との戦うために必要な大切な要素であることを皆と共有したいと思っています。
【English】BoyZerna
https://dm-net.co.jp/idafj/ifl2018/BoyZerna.pdf
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インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリア通じて、フィリピンの糖尿病の患者さんを支援しています。
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「フィリピン糖尿病の患者さん支援」とお書き頂きますようお願い致します。
2018年7月活動報告
寄付金収入(2件)56,000円2018年「フィリピン糖尿病キャンプ」への支援に対する御礼
途上国の糖尿病患者さんを支援するオーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)では、毎年フィリピン各地で行われる「糖尿病キャンプ」や「検査プログラム」を実施し、現地の糖尿病患者さんへの支援活動を行っています。
今年も2018年5月11日より現地にて糖尿病キャンプが行われ、多くの患者さんが参加しました。みなさまから多くのご支援をいただき、心より感謝申し上げます。
この度、フィリピンドゥマングエテ市 ネグロス糖尿病協会より、国際糖尿病支援基金へお礼状が届きましたので、ご紹介いたします。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)を通じてフィリピンの糖尿病キャンプへ支援をしています。
国際糖尿病支援基金支援者の皆様
この度は、フィリピン共和国ネグロス州、ドゥマングエテ市糖尿病協会へご支援を賜り、感謝申し上げます。
国際糖尿病支援基金、ならびにインスリン・フォー・ライフ・オーストラリアからのご支援により、今年も糖尿病キャンプを開催し、併せて、経済的に恵まれない2型糖尿病患者の方々100名以上に、糖尿病に関する教育や、血糖測定検査などを実施することができました
現在のフィリピンは、1億人を超える人口のうち約2,000万人、すなわち国民の5人に1人が糖尿病に罹患していると言われており、フィリピンの福祉関連支出が増大し、経済的な損失も莫大なものとなります。
今年の糖尿病キャンプは、5月11日、12日の2日間にわたり、サンタモニカ・ビーチクラブにて実施いたしました。参加者は5歳から60歳半ばの糖尿病患者23名と医師3名、糖尿病療養指導の研修を受けた栄養士・糖尿病エデュケーター10名がボランティアとして参加しました。
患者さんたちには、医療従事者が24時間付き添い、就寝中も含め2時間おきに血糖値を測定しました。
今回のキャンプでは、我が国の糖尿病の患者さんのために外国から支援をいただいたということも、大きな励みとなりました。
たくさんの人々の幸福・健康・そして、命を救うことにつながったキャンプのために資金を提供してくださり、糖尿病治療に必要な器材を提供してくださった国際糖尿病支援基金、インスリン・フォー・ライフ・オーストラリアへ、ネグロス・ドゥマングエテ・糖尿病協会を代表して御礼申し上げます。
フィリピンドゥマングエテ市ネグロス糖尿病協会
代表 Perfecto G Lim
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2018年「フィリピン糖尿病キャンプ」へのご支援をお願いします。
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリア通じて、フィリピン糖尿病キャンプの活動を支援しています。
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「フィリピン糖尿病キャンプ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
2018年6月活動報告
寄付金収入(5件)154,000円2018年5月活動報告
寄付金収入(1件)5,000円2018年4月活動報告
寄付金収入(1件)2万8,550円「糖尿病情報BOX&Net.」No.56ネットワークアンケート回答分寄付金(571件×50円=2万8,550円)。
2018年3月活動報告
寄付金収入(4件)316,000円2018年2月活動報告
寄付金収入(1件)3,000円2018年「フィリピン糖尿病キャンプ」へのご支援をお願いします。
途上国の糖尿病患者さんを支援するオーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)では、毎年フィリピン各地で行われる「糖尿病キャンプ」や「検査プログラム」を実施し、現地の糖尿病患者さんへの支援活動を行っています。
フィリピンの糖尿病キャンプについては、より多くの小児糖尿病の患者さんたちに、糖尿病に対する治療や合併症など、適切な知識を持ってもらうことを目的に行われおり、 今年も2018年5月11日から行われる予定ですが、資金難のために開催が危ぶまれています。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)を通じて支援をしています。 フィリピンの糖尿病キャンプの開催に、みなさまのご協力をいただきますようお願いいたします。
フィリピン共和国は、人口約1億人のうち約2,000万人が糖尿病を患っていると言われており、近年のグローバル化に伴う食生活の変化などで肥満者の増大も問題となっています。特に、小児糖尿病の患者数は増加傾向にあり、小児人口の8%が糖尿病を発症しているのではないかと予測されています。5歳以下で2.6%、5歳から12歳で5%が体重過多となっており、国内でも深刻な問題となっているようです。
こういった背景には、もともとの糖質の多い食習慣に加えて、ファーストフードなど高カロリーで油分や塩分が高い食事を摂る機会が増えたことや、子供に至っては母親やベビーシッターが正確な離乳食の与え方を知らずに、子供が喜ぶという理由でスナック菓子やソフトドリンクを与えたりしていることが原因の一つでもあるようです1)。
フィリピン政府は、対策としてソフトドリンクに税金をかけて、レストランのライスお替りを禁止にする法律も検討しているようです。
フィリピンの糖尿病の問題は、富裕層だけではなく貧困層にも広がっています。深刻な状況にも関わらず、政府からの支援が十分でないために、療養に必要な物資も不足していおり、経済的な問題から治療もままならないのが現状です。
また、日本のような国民皆保険制度はないために、糖尿病療養に不可欠な血糖測定器やインスリンはとても高額で、経済的な事情からインスリンを購入することができず、糖尿病の子供たちが合併症などで1年以内に命を落としてしまうケースもあるようです。
途上国の糖尿病患者さんを支援するオーストラリアのインスリン・フォー・ライフ(IFL)では、フィリピン・セブ島で現地の糖尿病患者さんを支援する「スイートアラート」や、国内中部にあるドゥマゲテ市のNIDA (Negros Island Diabetes Association)など、各地の医療施設へ、血糖測定器やインスリン等の物資を定期的に支援しています。
IFLのスタッフであるニール・ドナラン氏は、毎年5月にフィリピン各地を訪問し、糖尿病キャンプへの参加や、糖尿病検査プログラム実施を支援しています。
2017年フィリピンの糖尿病検査プログラム、糖尿病キャンプレポート(IFLレポート)
2016年フィリピンの糖尿病キャンプレポート(IFLレポート)
2015年フィリピンの糖尿病事情について(IFLレポート)
特に糖尿病キャンプは、現地の糖尿病患者さんやその家族、医療従事者を対象に、糖尿病に対する治療や合併症など適切な知識を持ってもらうことを目的に開催しており、好評を得ているため年々参加者が増えています。今年も2018年5月11日より糖尿病キャンプの開催を予定しておりますが、資金がなかなか集まらないために開催が危ぶまれています。
国際糖尿病支援基金では、2013年よりインスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、フィリピンの糖尿病患者さんを支援しています。今年もフィリピン糖尿病キャンプが開催できますように、皆様のご支援、ご協力をいただきますようお願いいたします。
●参考資料
1)フィリピンと糖尿病
https://plaza.rakuten.co.jp/jiscebu/diary/201706180000/?scid=wi_blg_amp_diary_next
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インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリア通じて、フィリピン糖尿病キャンプの活動を支援しています。
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「フィリピン糖尿病キャンプ支援」とお書き頂きますようお願い致します。
2018年1月活動報告
寄付金収入(2件)2万9,000円「糖尿病情報BOX&Net.」No.55ネットワークアンケート回答分寄付金(480件×50円=2万4,000円)。
