活動報告
2016年ドリームトラスト(インド)からのレポート
インドで糖尿病患者さんを支援しているドリームトラスト(代表 シャラッド・ペンデセイ医師)では、医療面での治療費以外に、就職が難しいとされる糖尿病患者さんが将来にわたり、経済的に自立するための支援も行っています。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、ドリームトラストを支援しています。
ドリームトラストのリハビリテーションプログラム(就業支援)を受けた糖尿病患者さんから、お店を開業したとのお便りが来ました。
単に援助を待つだけではなく、実際に自立に向けて起業し、頑張っている姿を見ていると、自身も頑張らなければならないと、エネルギーを貰える気がするのが不思議です。
パニプリ(インドのファーストフード)の屋台
ドリームトラストの社会復帰プロジェクトでは、糖尿病を持つ若者が誇りと尊厳を持って、自立した生活を送ることができるように、小規模事業を立ち上げるための資金援助をしています。
現在、写真1の患者さんは屋台を賃貸していますが、彼は一日も早く、自分の店を持ちたいと思っているのです。彼の店では、チャット、パニプリ、ダヒプリなどを売っています。
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同じく、パニプリの屋台を持つ写真2の患者さんは当初、設備を借りていたのですが、現在は自己所有となりました。ご覧ください!上手く行っているように見えますでしょう。彼の屋台はナグプールのアシーワド・ナガール・フデケシュワール通りで営業しています。
ナグプールにお越しの際には、是非、彼のお店を訪ねてみてください。
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写真3の患者さんは、小さなパンク修理店を始めたのですが、残念なことに機材の全てを盗まれてしまいました。現在は、高速道路沿いで規模を拡大し、しっかりとした建物設備を備えた店舗を構えて始めたところです。
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ドリームトラストの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
関連サイト
ドリームトラスト(インド)
国際糖尿病支援基金が支援するインドの糖尿病患者さん
国際糖尿病支援基金
2016年12月活動報告
寄付金収入(4件)11万2,000円2016年11月活動報告
寄付金収入(4件)16万3,000円糖尿病に対する教育不足は、患者さんの活力を奪い、家族にとって大きな負担につながる(FUVIDAレポート)
南米エクアドルで糖尿病患者さんを支援する Fundacion aprendido Vivir con Diabetes(FUVIDA)より、現地の糖尿病患者さんのホルヘ君についてのレポートが届きましたので、ご紹介します。
国際糖尿病支援基金はFUVIDAの活動に賛同し、 インスリン・フォー・ライフ(IFL)を通じて支援しています。
南米・エクアドル・ケヴェドに住む14歳の少年 ホルヘ君は、2015年に1型糖尿病と診断され、2016年8月8日にFUVIDAを訪ねて来ました。彼の母親は、これまで内分泌医の勧めることは全てやってきたが結果は見えず、息子は日に日に痩せていき衰弱していると言いました。(※1)また、ホルヘ君を月に4回も救急外来へ連れて行っているそうです。
ホルヘ君は、4種類のインスリンを使っているにもかかわらず、血糖値は500?/dl、HbA1cは11%の状態が続いています。糖尿病の血糖コントロールは、インスリンの種類が多ければ良い。というのではなく、適切な量を打つことが重要なのです。
ホルヘ君と彼の母親
全ては、ホルヘ君の体重が突然30ポンド(約13Kg)減ったことから始まりました。激しい口渇、頻尿、異常な食欲といった糖尿病の症状が現れました。近くの診療所を数軒回ったものの、適切な治療が受けられず、グアヤキルにある小児科病院に搬送されて初めて「糖尿病」と診断されました。その小児科病院では錠剤が処方されましたが、2週間後、嘔吐、腹痛、皮膚の渇き、脱力感、疲労に悩まされました。これらは、ケトアシドーシスの症状です。
ホルヘ君は、1型糖尿病と診断されて2か月経ってから、初めてインスリンを使用したのです(※2)。彼は発症から1年が経ちますが、いまだに血糖測定器を持っておらず、血糖値は、高血糖や低血糖で入院した時に測るだけです(※3)。最後の血糖測定は、2週間前に病院で測りました。彼の母親は穿刺針の代わりとして5mlの注射器を使用しており、その注射器も購入しなければなりませんでした(※4)。
病院のスタッフは、「テストチップは他の患者さんたちも使うので、ホルヘ君だけのために沢山使わせるわけにはいかない。だいたい彼一人でテストチップを使いすぎている。」と言ったのです。そのため、ホルヘ君の家族は、近所の薬局で3ドル50セントでテストチップを購入しなければなりませんでした(※3)。
家政婦として働いている彼の母親は、近所の人たちに「息子の治療には非常にお金がかかるので、もっと仕事が欲しい。」と訴えたそうです。更に、医者が要求する検査のために毎月約250ドルを支払わなければなりませんでした。母親はホルヘ君の検査の結果を見て、血糖値などが全く変化していないことに気付きました。ホルヘは君はグリコヘモグロビンの量が多く、貧血だったのです(HTC25%、Hb7gr/dl)。ホルヘ君の体重は減り続け、それでも栄養士の指示に従って厳しい食事制限をしました(※5)。
ホルヘ君は、常に糖尿病の治療法を探索していました。学校では偏見の目で見られ、クラスメートたちに「砂糖怪人」と囃し立てられ学校の食堂では並ばせてもらえず、また、食堂のおばさんも彼には食べ物を売ろうとしませんので、買う事も出来ません。
体育の先生も、糖尿病のせいでホルヘ君は十分に運動ができないと誤解しており、試合などには10分しか出してもらえず、選手として学校のスポーツチームへは入れてくれませんでした(※6)。
チームに入りたい彼は、母親に「試合に出るためにユニフォームを買ってほしい。」と頼んだのですが、「10分しか出られない試合のために、ユニフォームは高すぎる買い物だ。」と言われてしまいました。母親の言うことは筋が通っているものの、彼の悲しい気持ちは変わりませんでした。
以前、近所に住んでいた人がホルヘ君親子にFUVIDAを紹介し、新たな道を開いてくれました。ホルヘ君は今後、FUVIDAのサポートにより、糖尿病について正しい教育を受け、糖尿病療養のために大変重要な血糖値を測定することができるようになるでしょう。
糖尿病治療に対する正しい知識
※1に対する正しい対応:
糖尿病の治療に必要なことを決定する医療チームが必要であり、糖尿病専門の医療従事者は、その決定の助けとなりえます。
※2に対する正しい対応:
1型糖尿病の治療には、即座にインスリン注射が必要です。注射をしなければ、患者さんは死んでしまいます。
※3に対する正しい対応:
糖尿病患者は自宅で血糖値を測定することが求められ、その結果を認識することも必要です。
※4に対する正しい対応:
穿刺器はボタンを押すだけ、皮膚から血糖測定に十分な血液を得ることができます。
※5に対する正しい対応:
小児糖尿病患者には通常通りに十分食事を摂り、栄養をつけることや免疫力を高める必要があります。糖尿病は免疫にも影響する疾病です。抵抗力が低ければ、細菌やウイルスに感染しやすくなります。正常値はHTC35?48%、Hb12?16g/dlです。
※6に対する正しい対応:運動は、良好な血糖コントロールを保つための柱となります。医療従事者たちは、運動前、運動中、運動後に血糖を測ること、及び低血糖や高血糖時の対処法を学ばなければなりません。学校で血糖測定器を持たなければいけません。
糖尿病治療や教育に関して、世界中には多くの進歩があるにもかかわらず、エクアドルではいまだに糖尿病患者が誤診や不十分な治療により苦しんでいます。医療関係者への糖尿病に対する教育が不足していることが合併症に繋がり、場合によっては死に至ってしまうこともあります。
糖尿病治療において、薬剤・機器類は優先事項とされなければなりません。毎月のように変化を見せない血液構成物もあります。ホルヘ君は最初の病院で血糖値を測定されるべきでした。
【English】
The lack of Diabetes education leads to depression and high costs for families.
https://dm-net.co.jp/idafj/fuvida2016/english2.pdf
●関連サイト
「エクアドルのマルホリエさん」
「エクアドルのガブリエラさん」
Fundacion Vivir con Diabetes(FUVIDA)(エクアドル)
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアを通じて、2008年よりFUVIDAの活動を支援しています。
FUVIDAの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
※通信欄へ「FUVIDA支援」とお書き頂きますようお願い致します。
2016年10月活動報告
寄付金収入(1件)2万6,850円「糖尿病情報BOX&Net.」No.50ネットワークアンケート回答分寄付金(537件×50円=2万6,850円)。
2016年8月活動報告
寄付金収入(3件)10万8,000円2016年フィリピンの糖尿病キャンプレポート(IFLレポート)
2016年5月4日から14日にかけて、今年もフィリピン各地で糖尿病キャンプが開催されました。参加したインスリン・フォー・ライフ(IFL)のスタッフであるニール・ドナランさんより、レポートが届きましたので、ご紹介します。
国際糖尿病支援基金はこの活動に賛同し、インスリン・フォー・ライフ(IFL)を支援しています。

Insulin for Life(IFL)オーストラリア
Neil Donelan
ニール・ドナラン氏
ドゥマンガテ市での糖尿病キャンプ(2016年5月4日?6日)
開催地:ヴァレンシア・ドゥマンガテ市 テヘロスリゾート・アンド・ハイランドキャンプ
ドゥマンガテ市で初となる糖尿病キャンプが、ネグロス・オリエンタル・ホスピタルの主催で行われました。
参加者は10歳から20歳の子供たち36名の他、30名の成人で、成人の参加者の内訳は、子供たちの親、医師、看護師、糖尿病エデュケーターで、マニラ、セブ、そしてドゥマンガテからボランティアでの参加です。参加者は、経済的に恵まれない家庭の子供たち、及びその親たちが糖尿病について学び、管理するための教育機会を提供しました。
今回の糖尿病キャンプでは多くの活動が盛り込まれ、子どもたちは水泳、ゲームを楽しみました。
グループ毎での話し合いでは、子供たちや親たちにも、今後の希望や日々糖尿病と共に生きていく不安を語ってもらいました。最初は、皆恐る恐る自分を表現していたものの、時間が経つにつれて、徐々に打ち解けていきました。キャンプ中は常に検査や測定が行われ、子供たちは、毎日、体調に気を配っていないと、どんな症状が身体の中に現れるのかということについて教えられました。栄養や衛星の面についても教えられました。
「インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリア・アンド・グローバル」では、ドゥマンガテ市糖尿病キャンプにおいて、インスリンを始め、糖尿病管理に必要な資材類を支援し、代表して2名が参加しました。
バコロド市検診プログラム(2016年5月8日)
バコロド市にあるバコロド・アドベンティスト・メディカル・クリニックにて1日糖尿病検診、及びインスリン・必要器機配布プログラムが行われました。
IFLでは、38名の糖尿病患者に無料でインスリンを提供し、また糖尿病教育の機会を提供しました。
セブ市での糖尿病キャンプ(2016年5月11日―13日)
開催地:セブ市内サロサシティホテル
セブ市の糖尿病キャンプは、セブ市の北部にあるリゾート地、ダナオにて開かれる予定でしたが、予算が限られていたため、3日間にわたり、街中にあるサロサシティホテルの会議室にて行われました。経済的に恵まれない家庭の9歳から30歳までの患者と数人の親たちが参加しました。
セブ市や首都マニラからもキャンプ運営のためにボランティアが参加し、多くの活動が行われ、健康と栄養の重要性を再度訴えました。子供たちは、24時間にわたって血糖値を測定し、インスリン注射をしました。異なるタイプのインスリンが使用され、医師たちやエデュケーターたちによって使用されました。
教育プログラムの一環として、「蛇と梯子」または「滑り台と梯子」と言われる、サイコロを使った双六ゲームのようなゲームが行われ、糖尿病コントロールに関する落とし穴や様々な状況下で、どのように対処すべきか。ということが、床の上に広げられた大きなマットに描かれ、楽しみながら学びました。
IFLでは、セブ糖尿病キャンプに必要なインスリンを初め糖尿病治療に必要な資材を支援しました。
ディポログ市の糖尿病検査デー(2016年5月14日)
本プログラムは、ディポログ市に新たにできたコラソン・アキノ・ホスピタルにて「糖尿病検査デー」として開催されました。94名の糖尿病患者が検査を受け、主な参加者は、成人の若年から高齢者でした。ボランティアとして参加した医師たちやエデュケーターたちを通じてインスリンが提供され、糖尿病について学びました。
IFLは、「糖尿病検査デー」のために必要なインスリンを始め、テストチップやグルコメーターといった全てのものを支援し、残ったものは、病院に無償で提供しました。
まとめ
フィリピンでは、約1億人の人口のうち、1,200万人が糖尿病を患っていると予想されています。 IFLでは、年々、インスリンを必要とする主に途上国の糖尿病患者さんへ、インスリンを提供する助けとなる活動を遂行すべく支援活動を拡大しています。なぜなら、それは、とても大きな挑戦でもありますが、少しずつ道は開け、多くの糖尿病患者さんの命が助かっているのです。
最近では、セブの近くのラプラプ病院とサン・ピオ・ビレッジ・クリニックからもIFLへの支援要請が来ています。
IFLの活動について、詳しくはウェブページでご確認ください。多くの途上国にて活動していることを紹介しています。
■Insulin for Life Groval(IFL)オーストラリア
http://www.insulinforlife.org/
Insulin for life Australia & Global
Member of IDF Insulin Taskforce Committee
【English】
Philippines Camp Reports May 2016/Neil Donelan
https://dm-net.co.jp/idafj/ifl2016/iflreport201601.pdf
2015年フィリピンの糖尿病事情(IFLレポート)
2014年フィリピンの糖尿病キャンプ報告
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)
国際糖尿病支援基金
国際糖尿病支援基金は、インスリン・フォー・ライフ(IFL)オーストラリアの活動を支援しています。
IFLの活動にご賛同いただき、御参加いただける方は、下記口座(郵便局)までお振込み頂きますようお願い申し上げます。
御協力頂きました方は、支援者としてこのホームページ上の「支援者名」のコーナーでお名前を発表させて頂きますが、本名での発表をご希望でない方は、振替用紙(郵便局)の通信欄にご希望のお名前をご記入ください。
口座番号:00160−3−82542
加入者名:国際糖尿病支援基金口
2016年7月活動報告
寄付金収入(2件)5万7,750円「糖尿病情報BOX&Net.」No.49ネットワークアンケート回答分寄付金(435件×50円=2万1,750円)。
FUVIDA(エクアドル)へエクアドル地震に対する支援金として10万1,242円(941.79USドル)を送金。
インスリン・フォー・ライフ(IFL)(オーストラリア)へ途上国支援のためのと活動資金10万6,183円(1,259.92オーストラリアドル)を送金。
2016年6月活動報告
寄付金収入(1件)1万円2016年5月活動報告
寄付金収入(2件)3万9,000円Dream Trust(インド)の1型糖尿病患者支援のためのスポンサー費7口(7人分)として22万7,619円(2100USドル)を送金。
2016年エクアドルで発生した地震について
2016年4月14日以降、熊本地方で発生した地震により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。いまだ余震が続いておりますが、皆様の安全をお祈り 申し上げますとともに、一日も早い被災地の復興・復旧を心よりお祈り申し上げます。
同じく4月16日(現地時間)に南米エクアドルでも、マグニチュード7.8の地震が発生しました。
エクアドルで糖尿病患者さんを支援している FUVIDA(Fundacion Aprendido vivir con Diabetes)のアラセリー代表からは、FUVIDAが支援している糖尿病患者さんは全員無事であることの報告がありました。
FUVIDAはエクアドル地震の前に インスリン・フォー・ライフ・(IFL)グローバル(オーストラリア本部)へ支援を要請していたため、震災前に糖尿病療養に必要な物資が届けられたようです。
インスリン・フォー・ライフからの支援物資を受け取るFUVIDAマナビ支部のスタッフ
あわせてIFLより、イスラエルの災害救援グループ「イスラエイド」がエクアドル入りし、被災者への救援活動を行っています。そのレポートが届きましたので、ご紹介します。
震災以降、エクアドルへの輸送は困難な状況であるため、IFLでは「イスラエイド」へ糖尿病療養に必要な物資を託し、FUVIDAへ届ける計画も検討しているようです。
エクアドルでの「イスラエイド」の支援活動について(IFLレポート)
イスラエルで災害救援を行っている団体「イスラエイド」は、地震により被害を受けたエクアドルのカノア村に災害医療施設を設立し、4月23日の夜より活動を開始したとの発表がありました。
イスラエイドは、この災害医療施設において主に緊急医療、子供向けの避難場所の確保、心理面でのケアに重点を置くとしています。
被災地のインフラ設備が破壊されてしまったため、イスラエイドのスタッフはプライベート飛行機で現地入りしたようです。
エクアドル国内での地震による死亡者数は602名(4月22日時点)となり、復興には長期にわたって取り組まなければならず、資金面でも数百億ドルかかる見込みです。
エクアドル・カノア村の子供達とイスラエイドのボランティアスタッフ
マグニチュード7.8の地震は、既に原油価格が値崩れしているため、厳しい経済状況に置かれていたOPEC加盟国であるエクアドルに更なるダメ―ジを与えています。震災の前でさえ、緊縮財政に備えており、IMFの予想では、今年は4.5%経済が縮小するとされていました。
エクアドルのラファエル・カレア大統領は、復興資金確保のために売上税を導入し、富裕層に一時課税を導入する声明を出しました。同国が震災後の復興のために長期にわたる経済的負担を覚悟しなければならず、また、海岸沿いの被害の大きな地域にのみ多大な経済的な負担が生じるべきではないと述べました。
災害医療施設を設立する間に医薬品等をトラックから降ろすイスラエイドのスタッフ(エクアドル・カノア村にて)
海岸沿いの最も被害の大きい地域でレスキュー隊員たちが、瓦礫に埋もれた人々を捜索していますが、生存者が発見される前に死んでしまう状況にあるようです。レスキュー隊員の話では、重傷を負っていなくても、エクアドルの暑い気候では瓦礫の下では1週間しか生きることができないようです。
カノア村に設けられた災害医療施設にて(エクアドル・カノア村にて)
余震が続く中、エクアドルの人々は野外で睡眠をとり、水と食料を求め、必死な状態です。
簡素な平屋や2階建ての家々が立ち並ぶカノア村は、最初のマグニチュード7.8の揺れで建物の98%が破壊しました。
21日に海岸地域を襲ったマグニチュード6.0の余震のため、建物から非難することを余儀なくされ、地元のテレビでは、恐怖のために泣いている人々を映していました。
避難している住民たちは、雨が降ってさらに被害が大きくならないことを祈っています。
海外からも、21日の夜にユニセフから86トンの援助物資が首都キトに届き、その中には毛布1万枚、300枚の防水シート、大型テント、防虫加工した蚊帳やその他の物資が含まれています。
しかしながら、水の配給が遅れていることに警戒感を抱いていることと蚊が媒介する病気が避難所に拡がる可能性も懸念しています。
http://www.timesofisrael.com/israeli-group-sets-up-field-hospital-in-quake-hit-ecuador/
http://www.jpost.com/International/Israeli-humanitarian-charity-sets-up-field-hospital-in-quake-torn-Ecuador-452218
2016年4月活動報告
寄付金収入(1件)2万8,300円「糖尿病情報BOX&Net.」No.48ネットワークアンケート回答分寄付金(566件×50円=2万8,300円)。
2016年3月活動報告
寄付金収入(3件)12万5,000円2016年1月活動報告
寄付金収入(2件)6万4,250円「糖尿病情報BOX&Net.」No.47ネットワークアンケート回答分寄付金(565件×50円=2万8,250円)。



