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2026年09月16日
国際糖尿病支援基金 森田会長の「わが友、糖尿病」 フィリピンを訪問して
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- IDAF(国際糖尿病支援基金) 世界糖尿病デー
国際糖尿病支援基金の森田繰織会長が2025年11月にフィリピン共和国を訪れ、インスリン・フォー・ライフ(IFL)のスタッフとともに、現地の世界糖尿病デーのイベントや、血糖測定支援プログラムへ参加しました。
フィリピンへ向けて出発
2015年にIFL主催のベトナムでの糖尿病キャンプに参加して以来、コロナ禍などで海外旅行から遠ざかっておりました。その間、IFLでは毎年のようにフィリピンで糖尿病の啓発活動が行われており、IFLスタッフのニールさんやフィリピン現地で支援活動を行う方々から以前より熱烈なお誘いを受けており、ようやく現地へ行くことが叶いました。
今回の旅は、運動量が少ないわけではなかったにもかかわらず、血糖が安定しづらく何回もインスリンの追い打ちをすることとなりました。以前の旅でも高血糖状態が続いていた可能性はあったのかもしれませんが、持続的な血糖測定では無かったので見逃していた可能性が高かったです。今回はisCGM(FreeStyleリブレ)を使用したおかげで、血糖値トレンドを把握することができ、高血糖時のインスリン追加や低血糖時の糖分補給対応に非常に役立ちました。医療技術の進歩に感謝です。
11月12日、フィリピンへ出発しました。約10年ぶりの海外旅行で当時との一番の違いは、isCGMを使っていることです。渡航にあたり、Libreを使用している1型糖尿病患者のアドバイスを参考にしました。
空港で搭乗前に手荷物チェックの際に荷物の中に入れてしまうとX線で機器に反応して使用できなくなる可能性があると聞いていたため、手荷物からスペアを出し係官に事情を話し、手で持って金属探知ゲートをくぐりました。もちろん万が一に備えてリーダー(読み取り機)と血糖測定用チップも持参しました。
リーダーの充電について、今回は変圧器を使用せずコンセントも日本と同じもので充電可能でしたが、地域によってはコンセントが対応していない場合もあるため、念のため変圧器を持参したほうが良いと感じました。
成田空港を14時45分に出発し、現地時間19時15分にセブ・マクタン空港に到着しました。

機内食(糖尿病食)
私には糖質が多いと感じ、袋入りのためパンは後の低血糖用に持ち帰ることにしました。
・ドリンク:水のみ
・サラダ:レタス、ニンジン、大根、キュウリ、プチトマト、フレンチドレッシング
・メインディッシュ:茹でたチキンにパセリのソースを絡めたもの、チャーハン(米・キヌア・グリーンピース、レーズン)、温野菜(ニンジン、ブロッコリー、赤パプリカ)
・デザートのフルーツ:キウイ、メロン、オレンジ
・パン、マーガリン
既に現地入りしていたIFLのニールさんが迎えに来てくれました。ニールさんの話では、空港へ向かう途中、帰宅ラッシュ渋滞に巻き込まれたとのことでした。ホワイトタクシーと呼ばれる「正規タクシー」を待つも、なかなか来ませんでした。特に空港周りは、客引きが多く違法タクシーも横行しているので、正規の免許を得ているホワイトタクシーを利用しなければ身の安全も保障されません。
数日前に台風が上陸し、大きな被害が出たと日本のニュースで報じられており、心配していましたが、ホテルに向かう途中、倒木が見られたものの、思ったよりも大きな被害は出ていない様子でした。
セブ在住の1型糖尿病患者宅を訪問
この日は、現地の1型糖尿病患者のBさんとお会いしました。当初は外食の予定でしたが到着時間が遅くなってしまったため、ご自宅へ伺うこととなりました。21時過ぎにもかかわらず、Bさんとお母さんが温かく迎えてくれました。
Bさんは20代半ばですが1型糖尿病歴7年で、既に網膜症の治療をしているとのことでした。Libre2を使用し、血糖トレンドをチェックしながら少しずつ食事を摂っていました。私は15歳で1型糖尿病を発症しましたが、40年以上合併症はありません。私自身の経験を踏まえ、調味料に含まれる糖質への注意や、網膜症に負担が少ないと思われる日常的な運動として股関節を使って大股で歩いたり、上半身のストレッチをするなどの話をしました。明日から長期の外出を控えているということで、1時間半ほどの滞在後、今後も情報交換をしていくことでBさん宅を後にしました。
フィリピンのローカルフードを食べる機会に恵まれ、ベジタリアンであるニールさんのための食事も用意されていました。
私は、肉類も含め一通りローカルフードを堪能しました。25年前にフィリピンへ行った当時と違い、当時は各家庭で食事を作って家族全員で食べることが一般的でしたが、現在では、外食やデリバリーに頼ることが多くなっているようです。
フィリピンのデリバリーフードは、日本よりずっと味が濃く、糖質も脂質も多く、普段よりも血糖が上がってしまいました。
フィリピンのローカルフード
海に囲まれた地域ではあるが魚介類料理は殆どなく肉料理が多い。
野菜類は炒め料理が主で、全体的に砂糖・塩分が多い味付けのようです。
セブからネグロス島へ
日本の援助で作られた橋
11月13日、ホテルからタクシーにてドゥマゲティ市とバコロド市のあるネグロス島へ行くための船着場に向かいました。特に渋滞に巻き込まれたわけではないのに島でありながら4時間も乗車していたことにセブ島の大きさを感じました。
対岸のドゥマゲティ市に到着後、インスリン・セービング・ライブズ(Insulin Savings Lives)の運営者であるデル・エディザさんとチャティ・ハリスさんが迎えてくれ、その後、昼食をとりながら「世界糖尿病デー」のイベントの打合せをしました。
(上)インスリン・セービング・ライブズスタッフのデルさん、チャティさん(下)カジキマグロに炒めた野菜を乗せたもの。御飯(5単位分ぐらい)が多く、野菜(ニンジン、なす、ズッキーニ、タマネギ、マメ&付け合わせのトウモロコシとニンジン)の味も濃いめです。
打合せの後にニールさんと共にホテルへチェックインし、三輪バイクタクシーにて、地元のショッピングモール「ロビンソン・ショッピングモール」へ行きました。
夕食は、比較的血糖の上がりにくい韓国料理のスントゥブチゲとしました。
(左)日本でお馴染みのファストファッション店、南国フィリピンでも冬物が売られています。(右)レストランのスントゥブチゲ。ご飯の量が多めです。
フィリピンを訪問して(2)へ続く
出典:外務省ウェブサイト「フィリピン共和国(Republic of the Philippines)」
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