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2026年09月01日

タダラフィルの使用で緑内障リスク上昇の可能性

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HealthDay News

 勃起不全(ED)や下部尿路症状の治療に使われるタダラフィルが、緑内障リスクの上昇と関連する可能性を示した研究結果が報告された。下部尿路症状の治療にタダラフィルを使用している男性では、使用していない男性に比べて緑内障や高眼圧症を発症するリスクが高かったという。台湾大学病院のChien-Chih Chou氏らによるこの研究は、8月4日付で「British Journal of Ophthalmology」に掲載された。

 タダラフィルは、ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬に分類される薬剤で、EDや前立腺肥大症に伴う下部尿路症状などの治療に使われている。PDE5阻害薬については、これまでにもさまざまな眼の病気との関連が報告されているが、緑内障との関連については、これまで明確な結論が得られていなかった。

 今回の研究では、下部尿路症状の既往がある40歳以上の男性約7万4,000人を対象とした。タダラフィルを使用した3万6,927人と、PDE5阻害薬を使用していない3万6,927人を比較し、年齢や持病、併用薬などの違いを考慮して、最長5年間追跡した。

 その結果、タダラフィル使用群では対照群と比べて緑内障の発症リスクが22%高いことが示された。同様に、高眼圧症(眼圧が高い状態)の発症リスクは32%、原発開放隅角緑内障(最も一般的な緑内障)の発症リスクは33%、緑内障治療開始のリスクは33%高かった。一方、正常眼圧緑内障と原発閉塞隅角緑内障の発症リスクについては、有意な関連は認められなかった。また、緑内障の5年間の累積発症率は、タダラフィル使用群で3.93%、対照群で3.16%であり、タダラフィル使用群の方が有意に高かった(P<0.001)。

 研究グループは、今回の結果はタダラフィルの使用を否定するものではないとした上で、「特にすでに緑内障や高眼圧症がある患者、緑内障の家族歴がある患者、強度近視の患者、長期治療が必要な患者は、定期的な眼科検診を検討すべきだ」と説明している。

 米Northwell Health Eye Instituteの臨床責任者であるJung Lee氏も、「タダラフィルが緑内障を引き起こすと断定するのは時期尚早」との見方を示している。同氏は、「タダラフィルを使用する患者で視力を失うリスクが高まるとは考えていない。緑内障の発症リスクと関連する可能性があるというだけで、この薬の使用開始が禁忌になるとは考えていない」と述べている。

 また、Lee氏は、今回の研究は観察研究であるため、タダラフィルと緑内障との間に因果関係があるとは結論付けられない点を指摘する一方で、「特に眼疾患の既往がある患者では、眼の健康状態を把握するために定期的な眼科検診を受けることは理にかなっている」と付け加えている。

(HealthDay News 2026年8月17日)

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[ 糖尿病ネットワーク編集部 ]

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