ネットワークアンケート

インスリン療法と医療費に関するアンケート 調査結果

自由記述欄より

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  • 18歳までは治療費が免除されていたが、それを過ぎると免除が全てなくなる。ほかの病気もそうだが、仕事をしながら治療をしなければならない病気は、なかなか仕事が休めなかったり、生活自体で悪化してしまったりするので、仕事も選ばなくてはならないと、医療費以外にも負担は大きい。現在の健康保険の制度では企業が負担する額が大きいので、治療費の高い病気は肩身がせまく、また求職しようにも、それがネックになって、結局そういう病気の人は会社側に隠してしまうことが多い。医療費だけでなく、社会保険制度、注射に対することや、病名への偏見といった世間の理解など、患者につきつけられた問題は多く、相談もできず、追い詰められることも多い。医療費負担が減れば、確かに楽になるが。
  • インスリン療法を含め、医療費についての幅広い悩みなど相談できるところがあればよい。
  • 今(30代)でも医療費がとてもつらく、将来50代60代となった時に、もっとインスリンが必要になることを考えると、医療費的に、自分の生活がどうなってしまうかがとても心配です。本当は何か国で保障があると一番嬉しいのですが。
  • 夫の理解が得られず医療費は自分のパート代で支払っています。働けなくなったら・・・と思うと不安です。今は1か月に1回通院していますが、もう少し間を空けてもらうことも考えています。
  • この不景気に月二万は高い。医療費控除を考えても生きるために最低限の治療をしても国や都、区は何もしてくれないのに税金だけは取っていく。
  • 医療費負担のほとんどがインスリンにかかっている。しかし、治療にはインスリンが欠かせないため、医療費削減は難しいのが現実である。
  • 1型糖尿病は、インスリンをやめる=死なので、一生使い続けなければならない。しかし、国からの医療費補助はないので(3割負担なのでという意味)生活困窮者はどんどん病状が悪化していき、合併症が起こり、その結果、国の医療費はどんどん負担が大きくなっていくと思う。世の中には病気で苦しんでいる人はたくさんいるが、一生薬と共に生きなければならない人には、薬を無償で援助するなどしていただきたい。薬代の事を考えると、この先の長い人生を生きていくことよりも、いつ、どうやって死ぬかを考えてしまう。
  • 今は公費負担なので特に悩みはないが、医療費の負担がある時は、できるだけお金がかからないように診察をせず、薬だけもらったりしていた。当時血糖コントロールが不安定で、もっと検査等をして欲しかったし、積極的に治療を受けたかったが、医師側はあまり積極的に血糖を下げる方法等(運動や食事療法ではなく、持続インスリンと速効型のインスリンの上手な併用法)の指導がなかったため、だんだん自分もやる気がなくなり、インスリンだけ打っていれば良いだろうといういい加減な生活になり、今は透析をしている。今後私のような人間が増えないように、医療費の高さも問題だが、相談があった時だけ動くのではなく、医療側から常に患者に働きかけていただきたい。患者は常に積極的に病気に向き合いたい気持ちと、病気から投げ出したい気持ちと半分づつもって生きていることを知っていただきたい。
  • 血糖コントロールのために仕事の条件も限られている上に、一生続く高い医療費は将来を不安にさせる。その上今後合併症やその他の病気でさらに医療費が掛かり、仕事も思うようにできなくなるかもしれないと思うと「病気のための節約」をしてしまい人生をあまり楽しめない。
  • 長年の治療の間(20年間)何度薬が変わったことか、数えられないほど変わりました。また飲み薬の種類も増えて年々収入は減るのに医療費負担は増えていき、この先、まだ48歳なので、あとどのくらい何十年、薬が増えて、費用の負担するのか、と思うと老後が不安です。
  • 食べたら食べた分だけ薬の量の消費も早いので負担も増える。
  • 仕事に就いていても失業しても、また合併症などが疑われる病気が出て治療しても、何の補助も支援もない。失業すれば、治療を断念するしか道がない。
  • とにかく費用がかかる。そのせいで病院に通うのを惜しんで、体調を崩してしまった人もいた。正直、食事管理したくても食費を削らないと払えない時もある。医師によっては患者より情報や知識がないのに「専門科」で診療している人もいるのに、管理指導料などが高いのは納得がいかない。
  • 若い頃は収入が少なく、糖尿病の治療を行わない時期があり、こじらせて網膜症を発症してしまいました。現在は治療を受けられる収入がありますが、収入が少なくても治療の負担が軽くなる選択肢を作ってもらい、私のような人が減る事を望みます。
  • とにかくインスリン以外に使える薬が無いし、合併症も進行していて、眼科は白内障の治療やレーザー治療を受け、神経障害から左下肢切断で形成外科にも診察に行かなければならず、2週間おきに通院しており、とにかく年々医療費がかかるようになってきています。まだ37歳なので、これから先の病気に関する金銭的な事を考えると本当に不安です。今は両親が元気に働いて私を養ってくれているので、何とか生活出来ていますが、両親が働けなくなり、独身の私はどうやって生活していけるのかと不安になります。
  • 薬を処方してもらうだけのために、毎月診察を受ける(薬代よりも診察代の方が高い)のが嫌。ぎりぎり1か月分しか処方してもらえなくなり、数日分の余裕すらなく、東日本大震災のようなことがまたあると不安。医療費削減と言いながら診察回数を増やさせていることに矛盾・不満を感じる。
  • とにかく高い。「医者のお得意客になってしまっているのではないか」と思うこともある。これだけのお金が毎月別のことに使えたらどれだけ楽か。
  • 給料から差し引かれる医療保険料が高くなっても良いから、以前のように1割負担や2割負担に戻してほしいよ。

【2013年06月公開】

※ヘモグロビンA1c(HbA1c)等の表記は記事の公開時期の値を表示しています。

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