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第9回IDF(国際糖尿病連合)西太平洋地区会議に参加して

2013年01月

     2012年11月24日から28日にかけて、京都市内において「第9回国際糖尿病連合アジア太平洋地区会議(IDF-WPR)」が開催され、国際糖尿病支援基金は、オーストラリアのインスリン・フォー・ライフ・グローバル(IFL)(代表・ロン・ラーブ氏)と共同で出展しました。

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    会期中、多くの方々が我々のブースを訪れ、途上国の糖尿病患者さんの実情と我々の活動内容を紹介し、関心を寄せて頂きました。

今回、国内での開催ということもあり、日本をはじめアジア地区の参加者も多くありましたため、外見だけでは日本人と区別がつかず、日本語または英語で話しかけるべきか躊躇したことも多々ありました(笑)。


 

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開会式の様子。各国IDF関係者の他、京都市長(和服男性)も参加し、京都の伝統芸能の披露もありました。

 

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(上)IFLと国際糖尿病支援基金の共同ブース  (下)来場者に、熱心に支援活動を説明するIFLのニール・ドナラン氏

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  他国(トンガ共和国、韓国、マレーシア、カンボジアなど)のブースの様子。各国の担当者が自国の糖尿病事情を説明していました。 また、研究発表の成果を発表するポスターセッションでは、来場者の方々が熱心に発表を聴いて最新の情報収集をしていました。

 

京都宣言
第4回AASD(アジア糖尿病学会)と第9回IDF−WPRは、今回の学会において、西太平洋地区における糖尿病の多様性を模索する、つまり科学的指南による治療と教育」というテーマの下、同時開催されました。
この同時開催を機にAASDは、この広大な地域における、より効果的糖尿病の予防と治療のためのハイレベルな研究を促進するという使命が宣告されました。
http://www.dm-net.co.jp/idaf/ifl/kyotodeclation.pdf
 

   アジア西太平洋地区は、日本から各国へ飛行機を使えば数時間程度で行くことができる距離であるにも拘わらず、言語・宗教・文化・人種・政治体制など、非常に多様に満ちています。
そのため、糖尿病に取り巻く環境も、遺伝的な要因、治療体制、予防啓発活動など多様に富んでいます。
  しかしながら、どの国々も糖尿病患者が増加しているという共通の問題を抱えています。その共通の問題を解決すべく、多様な文化的背景を理解しつつ、お互いの知恵や工夫を交換し、取り組んで行くために、このような国際会議の重要性を認識した次第です。

 

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   IDF-WPR開催期の京都は、紅葉が真っ盛りの時期で、会場の周りの山々も木々が美しく色づいていました。観光名所「清水寺」でも、糖尿病の啓発イベントを行っていました。

 

■関連記事

国際糖尿病支援基金。第9回IDF(国際糖尿病連合)西太平洋地区会議におけるインスリン・フォー・ライフとの共同出展について
http://www.dm-net.co.jp/idaf/9idf.php

インスリン・フォー・ライフ グローバル(オーストラリア)
http://www.dm-net.co.jp/idaf/support/ifl/

国際糖尿病支援基金
http://www.dm-net.co.jp/idaf/

 

 

 


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