インスリンポンプ情報ファイル
インスリンポンプ療法の今とこれから
第3回 「CSIIで“糖尿病のある人生”をより豊かに」
陣内病院理事長・院長
陣内 秀昭 先生

2. CSIIを選択すること

ーー患者さんにはCSIIをどのように紹介していますか?
Dr. 陣内:
陣内秀昭 先生

当院ではインスリン治療をスタートする際、薬やデバイスなど全ての種類をお見せし、その中から患者さんに合ったものをお勧めしています。例えば、小児の場合は小容量の注入はペンでの調節が難しい。それこそ0.1単位とかはポンプにしかできません。小さい子は通常お母さんが面倒を見ていますから、お母さんにやり方を覚えてもらえるとスムーズに療養に取り組めることができますね。そこまで細かい設定でなくてもいい場合は、ペンでコントロールしている方ももちろんいます。1型といっても様々ですから、社会的背景も含めて患者さんに合わせて治療法を選択していきます。

ーー導入のきっかけはは患者さんから?医師の勧めから?
Dr. 陣内:

結局、患者さんの方から「やってみたい」と希望される方が多いですね。

ーー導入はどのように?
Dr. 陣内:

入院と外来が半々です。入院は2週間。どちらにするかは患者さんに決めてもらっています。サラリーマンの方は簡単に休めませんからね・・・。

ーー入院導入はCSII患者さんが多いですか?
Dr. 陣内:

CSIIの方はもちろんですがインスリン治療患者さん全般です。入院中は薬の選択をはじめ、食事や運動を指導するのが最も重要だと思っています。生活習慣を変えるにはそれなりの時間がかかります。どんなに短くても2週間は必要。1〜2日入院して食生活を変えるなんて無理ですからね。

2017年06月 公開