2018年3月19日更新
dr_haneda-顔写真 ◎代表世話人 
羽田 勝計
(旭川医科大学名誉教授・客員教授、
 医療法人共創会  理事)
 わが国では、慢性透析患者が増加し2013年末には31万人を超え、社会的に大きな問題となっています。透析導入患者の主要原疾患として糖尿病性腎症が1998年以降第一位を占め、しかも年々増加していることから本症の発症・進展抑制、改善および予防を目指した包括的対策が必要になっています。そうした包括的対策には、糖尿病専門医、腎臓病専門医並びに両分野に関わる基礎研究者の協力が不可欠であり、基礎的・臨床的研究を精力的に実施する必要があります。

 わが国で本症があまり問題になっていなかった1986年(平成元年)、この包括的対策の協議を目的として腎臓病と糖尿病の専門医16名により本研究会がスタートしました。その後、毎年研究会が開催され現在では300名近い参加者が集い、わが国における本症に関する最も充実した研究会にまで発展しています。糖尿病性腎症患者はわが国ばかりでなく、世界の多くの国々、特にアジア諸国で急増していることから海外の研究者との活発な交流が重要であり、これまで多くの著名な研究者にご参加いただき、国際的視点にたった議論が行われています。
 これまで本研究会は、糖尿病・腎臓病の最先端の研究者を対象として行われていましたが、本症患者の増加に伴い若手医師、看護師、栄養士、薬剤師等から本症を幅広く、そして日常診療に直結した知識について学びたいという要望が強くなってきました。また、平成24年(2012年)からは、透析予防チームからなる糖尿病透析予防指導が実施されるようになり、医師とコメディカルスタッフとの連携強化が必須になっています。 今後、本症の重要性は一層高まると考えられますので、基礎研究の成果(Bench)から臨床現場(Bedside)での検証へ、また臨床上の疑問から基礎研究での再検討へ、また夢のある先端医療の実施へとウイングを一層広げていきたいと考えています。糖尿病性腎症に関心のある多くの方々に本研究会にご参加いただきたいと願っています。



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