インスリン・ツム・レーベン(IZL)から送られたインスリンを手にするンセンギマナ・ジーン・クレメント君
協会の医師(奥右)の診察を受けるジョンジマ・ソニアさん(手前右)、手前左はお母さん
3床しかない入院用のベッドで、低血糖の点滴治療を受けるクリスティンさん
世界各国の糖尿病を取り巻く環境を、独自の視点で伝えてきた国際糖尿病支援基金・森田繰織会長の
「わが友、糖尿病」。前回から、森田会長はアフリカ・ルワンダを訪れています。今回のリポートでは、滞在先のルアンダで出会った3名の糖尿病患者さんについて、治療状態や近況などを伝えています。
ンセンギマナ・ジーン・クレメント君 (写真上)
現在16歳で、9歳の時に糖尿病を発症しました。
朝食前後、夕食前後の計4回、血糖値を自己測定し、レンテ(持続型)とノボラピッド(速効型)を1日2、3回注射しています。家庭の経済的な事情により、食費や生活費、学校で使うための文房具代等に事欠いています。
ニョンジマ・ソニアさん (写真中)
現在14歳で、2012年4月2日に糖尿病と診断されました。
レンテ(持続型)、NPH、レギュラーの3種類のインスリンを朝・昼・夕食前に注射し、同時に血糖値も自己測定しています。血糖値は7.7mol(138.6?/dl)から9.4mol(169.2?/dl)の間です。
将来、医師になるために、一生懸命勉強をしています。
クリスティンさん (写真下)
現在22歳で、2011年に糖尿病を発症しました。
レンテ、レギュラー、NPHの3種類のインスリンを毎食事前に注射しています。
今はハウスガール(家政婦)として働いていますが、この日は仕事中に低血糖で倒れてしまい、勤務先である家庭の奥様によりルワンダ糖尿病協会に運ばれてきました。体調が回復次第、仕事に戻る予定です。
[ DM-NET ]