日本イーライリリーは、11月22日の「いい夫婦」の日を前に、首都圏在住の既婚男女1026人を対象に、男女間におけるEDの受容性や意識に関するインターネットによる調査を実施した。
EDとは、性交に十分なペニスの勃起が得られないもしくは維持できず、満足な性交ができない状態をさす。EDの有病率は加齢とともに増加するほか、糖尿病の男性で割合が高いことが知られている。男性の40歳代の5人に1人、50歳代の2.5人に1人がEDと疑われる。
同社の調査結果からは、男性が思う以上に女性はEDの話題や悩みの共有に寛容であり、また、自分たちを「いい夫婦」だと考えている男女ほど、悩みの共有に前向きな傾向が浮き彫りになった。
「打ち明けたい」男性以上に、女性は「打ち明けてほしい」と考えている
調査では、男性に対し「もしあなたがEDだとしたら、悩みをパートナーに打ち明けますか」と尋ねたところ、64%が「打ち明ける」と答えた。女性に対しても同様に、「パートナーに打ち明けてもらいたいですか」と聞いたところ、71%が「ぜひ打ち明けてほしい(打ち明けられた)」または「どちらかというと打ち明けてほしい」と答えた。
女性に対し「パートナーがEDだとしたらどう思いますか」と聞いたところ、「精神的な落ち込みが心配」(45%)がもっとも多く、「自分に何かできることがないか考える」(39%)、「パートナーの健康が心配」(37%)と、パートナーへの思いやりが上位を占め、無関心や不安といった回答を引き離した。
ED治療薬は、女性の7割が「パートナーが望むのなら賛成」
ED治療薬の服用については、「パートナーが望むのなら賛成する」(74%)との意見が最多で、「治療薬が安全ならば賛成する」(41%)、「治療薬があるのなら服用すべき」(24%)と続き、理解を示す意見が大半だった。
男性がED治療をためらう理由は、「勃起の問題を他人に知られたくないと思うから」(男性35%、女性44%)、「通院が煩わしいから」(男性28%、女性44%)が男女通じて上位を占めた。一方で、「どの診療科に行けばいいのか分からない」(男性19%、女性18%)、「どのような治療方法があるのかよく分からない」(男性21%、女性21%)は、いずれも2割程度にとどまった。
EDは血管内皮の障害が原因となって起こる生活習慣病の一つであり、体の中でもっとも細い血管のひとつである陰茎海綿体の動脈硬化の結果現れる症状ととらえることができる。このことを知ったうえで「EDになったら医療機関で受診しようと思う・受診を薦める」と回答した人は、「強くそう思う」「ややそう思う」をあわせると全体で71%に上った。
ED啓発ウェブサイト「EDケアサポート」
日本イーライリリーはED治療に関する正しい知識の啓発に取り組んでおり、その一環として、医師の指導のもと正しい治療を受けてもらうことをめざしたED啓発ウェブサイト「EDケアサポート」を提供している。
EDに関する基礎知識、よくある誤解と真実など、わかりやすく紹介し、質問に答えてEDの可能性をセルフチェックしたり、EDを相談できる病院を検索することもできる。また、偽造シアリスに関する注意喚起、医師の管理下での使用など、ED治療薬の適正使用情報の提供もおこなっている。
「EDケアサポート」の携帯電話向けサイトも、11月1日より公開を開始した。
Diabetes.co.jp 日本イーライリリー(株)(プレスリリース)
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このページの記事は、日本イーライリリーが11月12日付で発表したプレスリリースを元にしています。
[ Terahata ]