独立行政法人国立病院機構の西札幌病院(札幌市)は「
予防医学専門外来」を開設した。国立病院機構の病院で
予防専門外来を設けるのは初めて。
糖尿病、肥満症、高脂血症、高血圧症などの生活習慣病を予防するためには、専門の医療機関で健康状態を科学的な検査データから正確に把握し、早くから治療や改善を始めることが重要だ
。
同外来は
予防医学の観点から、動脈硬化や糖尿病などにつながりやすい肥満体質を遺伝子解析などで診断する。医師、看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士がそれぞれの専門性を生かしたチームを作り、予防策を促すという
。
内臓脂肪肥満が原因となるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の対策にも取組む。診療内容はCTスキャン(断層撮影)による内臓脂肪測定、肥満遺伝子の検査、脳機能検査、ストレスチェック、長期間にわたる健康管理など、従来の内科診療にはない内容になるという
。
同外来は予約制。受診料は全額自己負担で3万1,500円から。
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詳細は独立行政法人国立病院機構 西札幌病院のサイトへ
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