フジッコはマウスを使った動物実験で、コンブの熱水抽出物に腸管からの糖の吸収を抑制し血糖値の上昇を抑制する効果があることを確かめたと発表した
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マウスへの糖負荷試験では、マコンブの成体よりも幼少体(3月頃に収穫または間引きされるコンブ)の熱水抽出物で効果が大きいことが分かった。コンブの熱水抽出物が腸管上皮細胞内からのグルコースの輸送を阻害し、血糖値の上昇を抑える働きをしていると考えられている。海藻は食物繊維が豊富に含まれる食品だが、熱水抽出物中では比較的低分子で、分子量は3,000以下だという。
コンブはわが国でさまざまに利用されている食品であり、その栄養機能について解明されれば新しいヘルスフードとしての利用も期待できるとしている。この研究は東京海洋大学大学院ヘルスフード科学講座の矢澤一良教授らと共同で行われた。3月に開催される日本水産学会大会で発表される
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