北海道健康づくり財団は新年度、健康づくりや生活習慣病予防の観点からウォーキングに適した道を審査し認定する「すこやかロード認定事業」を実施する。特徴を記載したガイド「すこやかロードマップ」にまとめ、インターネットなどで道民に公開する予定。
北海道らしい景観を楽しめることや、水飲み場やトイレなど休憩所の有無、道路の勾配や距離など歩きやすさを考慮して認定するという。特に糖尿病など生活習慣病の発症リスクの高い中高年などに利用してもらい、ウォーキングの普及を図りたいとしている。
健康増進計画「すこやか北海道21」の2005年度の中間評価によると、北海道では肥満者、糖尿病有病者数が増加しており、人工透析患者の中で糖尿病性腎症が占める比率も増えている。多くの項目で計画当初より悪化しているのを受けて、道は生活習慣病予防の手段として、楽しんでできるウォーキングに着目した
。
すこやか北海道21中間評価(2005年度)
- ○肥満者の割合
- 男性 39.9%(目標 28%以下)
- 女性 33.8%(目標 24%以下)
- ○糖尿病の可能性が高い人の割合(糖尿病有病数)
- 男性 20.4%(目標 7.4%)
- 女性 14.0%(目標 4.2%)
- ○人工透析患者のうち糖尿病性腎症の割合
- 32.6%(目標 26.5%以下)
- ○運動習慣のある人(週2回以上30分以上の持続運動で、1年以上継続している人)の割合
- 男性 35.8%(目標 43%以上)
- 女性 39.5%(目標 36%以上)
- ○1日の平均歩数(60歳未満)
- 男性 8,749歩(目標 9,200歩以上)
- 女性 8,098歩(目標 8,500歩以上)
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(財)北海道健康づくり財団
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