日本臓器移植ネットワークは、窒息による低酸素脳症で、近畿地方の病院に入院中の成人男性患者が、臓器移植法に基づく脳死と判定された公表した。今年9例目の法的脳死判定で、1997年に同法が施されてから年間最多となった。
「臓器提供意思表示カード」に記入があり、家族の承諾がある場合に、脳死移植が
可能になる。この男性では、心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓、小腸、眼球の提供意思が表示してあり、判定後国内40例目の脳死移植が26日から27日にかけて各地で行われた。
膵臓と腎臓の1つは九州大病院で1型糖尿病の40歳代女性に、もう1つの腎臓は和歌山県立医科大病院で慢性糸球体腎炎の60歳代男性に移植された。心臓は国立循環器病センターで30代男性、肝臓は北海道大で50歳代女性に移植された。
これまでに行われた糖尿病患者への膵腎同時移植は合計18件になった。
●詳細は(社)日本臓器移植ネットワークのサイトへ
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