アベンティス ファーマは、ペン型のインスリン注入器「オプチクリック®」の一部の製造番号の注入器で単位設定時にディスプレーの表示が「00」に戻る誤作動が確認され、そのまま再設定するとインスリンを過量に投与するおそれがあるとして、該当する注入器の自主回収を開始した。
対象となるのは7月19日以降に出荷されたオプチクリック®2万4088本で、約2000の医療機関に納入している。該当する製造番号は下記の通り。この製造番号のオプチクリック®を持っている患者はただちに使用を中止し医療機関に申し出るよう、呼びかけを行っている。製造番号は、本体の横単位設定ダイアルの近くに表\\示されている。
[製造番号] |
注入器本体表示: |
E079、E081、E087、E088 | |
個装箱表示: |
E079R、E081R、E087R、E088R |
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危惧される健康被害
ディスプレイ表示が「00」に戻るものの、先に設定した投与量が保持されたままとなり、新たに設定した投与量に上乗せされる。誤ったインスリンの投与量が表示されるため、気付かないで注射した場合に、過量投与により低血糖が引き起こされる可能\\性がある。これまでのところ、この誤作動による健康被害は、国内外で報告されていないという。(ニュースリリース)
●アベンティス ファーマ(株)
○コールセンター「オプチコール24」
電話番号0120-49-7010(365日24時間対応)
○オプチクリックに関するお知らせ
http://www.insulin24.jp/
●厚生労働省「医薬品医療機器情報提供ホームページ」
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