レプチン
[ れぷちん ]
脂肪細胞で作られるアディポサイトカインの一種で、エネルギー消費を増やしたり食欲を抑制する作用があるとされています。からだの脂肪が増えた肥満の状態ではレプチンの量も増える反面、レプチンに対する感受性が低下すると考えられ、これが肥満によりインスリン抵抗性が高くなる一因であると推測されています。また、減量を始めたしばらくあとに一時期体重が減らなくなる、いわゆる適応現象が現れる時期がありますが、これには脂肪の減少とともにレプチンの量が減ることも関係していると考えられています。