糖尿病予備群
[ とうにょうびょうよびぐん ]
糖尿病と診断されるほどの高血糖ではないものの、正常とはいえない血糖レベルにある人たちのこと。経口ブドウ糖負荷試験で「境界型」と判定された人が該当します。数年以内に糖尿病に移行する確率が高いので、定期的な検査が必要です。また、予備群の段階でも動脈硬化は進行しやすいので、できるだけ血糖値や血圧、血清脂質を正常域に近づけるようにします。
なお、通常の健康診断では経口ブドウ糖負荷試験をせずに空腹時採血の検査で糖代謝を判定します。その場合、経口ブドウ糖負荷試験の基準では「正常域」とされる110mg/dL未満でも、100mg/dL以上の場合は「正常高値」と判定されます。糖尿病予備群に近い状態と考えられるので、少し注意が必要です。