血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態、「高血糖」が慢性的に続く病気。血糖値が高いと尿に糖が排泄されます。糖尿病という病名は、この現象から名付けられたものです。高血糖になる原因は、エネルギー源であるブドウ糖を細胞に取り込むときに必要な「インスリン」というホルモンの作用が低下して、ブドウ糖が血液中にあふれるためです。インスリンの作用が低下する原因として、遺伝的な要素や加齢、からだに負担となる生活習慣などがあげられます。高血糖自体には自覚症状があまりありませんが、治療せずにいると血管障害が起きて、合併症と呼ばれる病気を引き起こします。