自己抗体
[ じここうたい ]
抗体とは、体内へ細菌やウイルスなどの異物などが侵入したときに作り出される蛋白質のことで、次に同じ異物が侵入した場合、すぐにそれを排除するように働きます。本来、抗体はからだを守るために産生されるのですが、これが自分のからだに対して反応してしまうものを自己抗体といいます。糖尿病に関係のある自己抗体として、インスリン自己抗体や GAD 抗体、膵島細胞抗体(ラ氏島抗体)などがあります。検査でこれらを調べることで、1型糖尿病の発病やインスリン分泌能力の低下を予測することができます。