サイトカイン
[ さいとかいん ]
細胞で作られるさまざまな生理活性物質の総称で、免疫機能を調節したり、炎症反応を引き起こしたり、特定の細胞を増やしたり(または減らしたり)、その他いくつもの作用を発揮します。ウイルス性肝炎の治療に用いられているインターフェロンや、一部のがんの治療に用いられているインターロイキンなどもサイトカインの一種です。糖尿病との関係では、脂肪細胞で作られているアディポサイトカインの分泌異常がインスリン抵抗性や血管障害を起こし合併症の発症・進行を早めること、ある種のサイトカインと1型糖尿病の発病の関係などが研究されています。