経口薬療法
[ けいこうやくりょうほう ]
血糖降下薬を服用して血糖コントロールする治療法。2型糖尿病で、食事療法、運動療法だけでは効果が不十分なときに行われます。経口薬には、膵臓のインスリン分泌を刺激する「スルホニル尿素(SU)薬」や、膵臓以外の肝臓や筋肉、脂肪などに作用して血糖値を下げる「ビグアナイド(BG)薬」、食べ物に含まれている糖分の消化吸収を遅らせて食後過血糖を抑える「α-グルコシダーゼ阻害薬」、細胞レベルのインスリン感受性を高める「チアゾリジン薬」、短時間だけインスリン分泌を促進する「速効型インスリン分泌促進薬」、インクレチン作用を助けてインスリンやグルカゴンの分泌を調整する「DPP- 4 阻害薬」などがあります。