アルコール性低血糖
[ あるこーるせいていけっとう ]
低血糖は、糖尿病で薬物療法をしている人に、薬の作用が強く現れすぎたときに起こるもので、速やかな対処が必要です。アルコールは肝臓がブドウ糖を作る働きを抑えるので、血糖値が低くなることがあります。アルコールを飲んでいる場合、低血糖で意識障害や昏睡に陥っても、周囲の人は酩酊と勘違いしてそのまま放置してしまうことがあり、危険です。また、アルコールにより肝臓の働きが低下していると、血糖値が下がってもブドウ糖が新生されない、といった理由から、低血糖を起こしたり低血糖からの回復が遅くなります。