「インスリンポンプ療法」について、ご存知ですか? |
「指導・管理する自信はないが、知識としてはよく知っている」「基本的なことは知っている」が3割ずつとなりました。「指導・管理方法も含め、よく知っている」と回答した方の6割は医師、2割は看護師(半数はCDE)。本調査に回答された方の8割以上が、ポンプ療法についてある程度の知識をお持ちでした。
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「インスリンポンプ療法」をどのようにしてお知りになりましたか?
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「学会や研究会の発表で」が最も多く6割、「雑誌・書籍・文献などから」が半数でした。その他では、医師の3割や看護師(全員CDE)の4人に1人が、「メーカー、代理店のスタッフから」「メーカーのパンフレットから」と回答。さらに、看護師さんは「糖尿病ネットワークから」「勉強会など、同僚から教えてもらった」という方も多くみられ、様々な方法で情報を得ているようです。
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「インスリンポンプ療法」について、詳しく知りたいと思いますか?
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「インスリンポンプでインスリンの注入や調整ができる」等、機器の基本的な性能や特徴については、多くの方がご存知のようです。ごく少数ですが、「知らない」と回答したのは管理栄養士さんでした。
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貴院では、「インスリンポンプ療法」を導入していますか?
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「導入している」と「検討も導入もしていない」がほぼ同数でした。また、「現在導入していないが、検討している」という前向きな方が12%おられました。
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「インスリンポンプ療法」を導入していない理由は?(n=39/複数回答可)
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導入していない方の半数強が、インスリンポンプ療法について「医療スタッフがよく知らない」との回答でした。また、「導入時の説明や初期管理などに、時間、人材、労力をかけられない」が3割と、医療機関側の体制がなかなか整わない現状が伺えます。
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インスリン治療の選択肢の1つとして「インスリンポンプ療法」を、患者さんへ説明されていますか?(n=76)
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とくに説明は行っていない」が4割と最も多い回答でした。インスリン療法の選択肢の1つとしての紹介というより、ポンプが必要な患者さんへピンポイントに説明が行われていることが多いのかもしれません。
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「インスリンポンプ療法」を、患者さんへ説明されていない理由は?(n=36/複数回答可)
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お勤めの病院・医院で“導入されていない”理由として最も多かったのは、「インスリンポンプ療法について医療スタッフがよく知らない」で、約6割でした。また、「時間、人材、労力をかけられない」といった体制の問題がハードルになっている所が4割程ありました。
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頻回注射療法の患者さんの、平均来院頻度は年間何回ですか? (n=60 無回答16)
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12回(月1回)という方が最も多い結果でした。
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インスリンポンプ療法を導入されている方へお伺いします。 インスリンポンプ療法の患者さんの平均来院頻度は年間何回ですか? (n=32)
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12回(月1回)という方が最も多い結果でした。
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「インスリンポンプ療法」を行う患者さんの来院頻度はどの程度が妥当? (n=76)
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「インスリンポンプ療法」を行う際、現行の保険制度では、材料費を償還するために、患者さんには毎月通院してもらう必要があります。これについて、「現在と同じでよい(毎月)」とする方は半数でした。また、消耗品を含む材料費が適切に償還されるのであれば「減らしても問題ない」(必ずしも毎月でなくてもよい)とお考えの方は3割でした。
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1型糖尿病の患者さんは、毎月の支払額が高額療養費の適用を受けられる金額ではないため、補助を受けられないのが現状です。このことについて、どのようにお考えですか?(n=76)
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「助成が必要」「高額医療の適応が妥当」と、医療費補助が必要と考える医療スタッフは8割でした。
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インスリンポンプ療法について、今後の普及に対するご意見など(自由記述)
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