動脈硬化予防(研究・行動)啓発センター(井形昭弘 運営委員長)は、2013年夏に開催された社団法人日本循環器管理研究協議会が企画・推進する「第26回 日本循環器病予防セミナー」の講義内容「ライフステージに応じた循環器病予防:エビデンスの構築と実践にむけて」を、e-ラーニングシステムを通して無償配信する。
e-ラーニング配信の講義内容は、「第26回 日本循環器病予防セミナー」のうち14講義とモーニングセッション1講義。インターネット接続環境があれば、いつでもアクセスして視聴したい部分を、ビデオ映像とスライド資料で何度でも視聴することができる。
研究者の方はもちろん、循環器病予防や動脈硬化予防に関わる医師、保健師、看護師、管理栄養士、健康運動指導士の方を対象とし、日頃の活動の基盤となる講義を、いつでも居ながらにして受講できる機会として活用できる。なお、この事業は、公益信託日本動脈硬化予防研究基金の助成を受けて実施された。
【配信期間】
2013年10月1日〜2014年3月31日(予定)
【講義内容】
■講義1
疫学研究の基礎(倫理指針も含め): 自治医科大学公衆衛生学教室/中村 好一 氏
■講義2
循環器疾患疫学総論: 滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門/三浦 克之 氏
■モーニングレクチャー
福島県「県民健康調査」: 福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座/安村 誠司 氏
■講義3
研究計画の作成から実施へ: 公益財団法人結核予防会 第一健康相談所/岡山 明 氏
■講義4
前向き研究の企画と管理: 岩手医科大学医学部衛生学公衆衛生学講座/坂田 清美 氏
■講義5
臨床試験の企画・運営の実際: 介入研究の実際: 京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター
EBM推進部/上嶋 健治 氏
■講義6
標準化と精度管理-疫学研究は誤差との戦い-: 滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門/三浦 克之 氏
■講義7
批判的吟味について: 東北大学 東北メディカル・メガバンク機構 予防医学・疫学部門/寶澤 篤 氏
■講義8
脂質異常症と循環器疾患: 慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学/岡村 智教 氏
■講義9
糖尿病・CKDと心血管疾患: 札幌医科大学医学部公衆衛生学講座 札幌医科大学医学部循環器・腎臓・代謝内分泌内科学講座(旧 内科学第二講座)/大西 浩文 氏
■講義10
心理・社会的要因と循環器疾患: 福島医科大学 放射線県民健康管理センター疫学部門/大平 哲也 氏
■講義11
メタアナリシスとマルチレベル分析: (独)国立健康・栄養研究所国際産学連携センター/西 信雄 氏
■講義12
職域における循環器疾患予防: 金沢医科大学看護学部医科学領域/森河 裕子 氏
■講義13
高齢医学: 福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座/安村 誠司 氏
■講義14
心臓リハビリテーション: 北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科理学療法学専攻/東條 美奈子 氏
※「日本循環器病予防セミナー」は、社団法人日本循環器管理研究協議会、公益財団法人日本心臓財団、動脈硬化予防(研究・行動)啓発センターの3団体共催による循環器病の疫学・研究プロトコルが学べる日本最高水準の循環器疫学・予防医学集中講座。毎年1回夏に少人数の合宿形式で開催され、2013年夏の第26回で修了者数は1,000名を超えた。セミナー修了者の方々はその後、日本の循環器疾患予防の指導者として各界で活躍している。
動脈硬化予防(研究・行動)啓発センター
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