調理済みの惣菜・弁当を販売するチェーンを展開するオリジン東秀が、厚生労働省と農林水産省が定めた「食事バランスガイド」の表示、同社全店の全メニューに
表示すると発表した。
同社は先月31日から関東地区の約600店舗で、調理済みの惣菜や弁当に表示を開始した。関西地区の18店は8月末から表示する。
農水省は、食事バランスガイドをスーパーや百貨店、中食・外食産業が販売する食品に表示し、店内で食事バランスガイドの普及を呼びかけたポスターやビデオなどを
表示するモデル事業を推進している。
今回の試みは、農林水産省補助事業により食品産業センターが行う「食事バランスガイド」を活用した「にっぽん食育推進事業」のモデル事業として実施したもの。
食事バランスガイドは、食生活指針を実際の行動に結び付けるものとしてつくられた。主食(ごはん、パンなど)、副菜(野菜、海藻、いも類、豆類など)、主菜(肉、魚、卵など)、牛乳や乳製品、果物をバランス良く摂取するための目安として、食事の望ましい組合せや、おおよその量をわかりやすくイラストで示してある。
この事業は今年度、スーパーやコンビニ、百貨店など16社が参加。中食産業部門では、オリジン東秀以外に1社が参加する。
それぞれの店舗で次のような表示や展示を行う
予定。
- 店内における「食事バランスガイド」および「日本型食生活」を普及するポスター掲示。リーフレットやチラシを配布する。
- 店内における「食事バランスガイド」の理解を深めるDVDを放映する。
- 全商品(惣菜、弁当など)に「いくつ(サービング)」を表示し、どの食品をどれだけとればバランスのよい食事や買い合せになるかがわかるようにする。
- 環境とバランスのよい食生活に配慮した、「マイ弁当箱」などの取組を実施。
- 「食事バランスガイド」を活用し、「日本型食生活」を意識した商品の開発と惣菜・弁当を販売する。
- 地域の子供達を対象とした、バイキング形式による「バランスのよい食事」の提案と、食育に関する啓発を実施。
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詳しくは農林水産省のサイトへ
[ Terahata ]