厚生労働省保険局の公表によると、糖尿病合併症を含んだ糖尿病の医療費は、2004年度は1.9兆円で、国民医療費*32.1兆円に占める割合は5.9%だった。
これは厚生労働省大臣官房統計情報部が実施した「国民医療費」(2004年度)を基に、日本透析医学会の調査「わが国の慢性透析療法の現況」、死因別死亡割合については厚生労働省大臣官房統計情報部「人口動態統計」(2004年)を合わせて試算したもの。
厚生労働省保険局資料より作成
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厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査では、糖尿病の総患者数(継続的に医療を受けている患者数の推計値)は計228万人4,000人だった(2002年度)。
* 国民医療費は、1年間に医療保険で使われた医療費の総額であり、国や都道府県による負担、市町村や国保組合による給付などに、患者の自己負担(窓口負担)を足した金額のことをいう。患者負担を除いた国などが支出した医療費は「医療給付費」という。
平成15年度国民医療費の概況(厚生労働省)
関連情報
中高年の3割が糖尿病有病者か予備群 2005年国民健康・栄養調査 (1)
[ Terahata ]