国際糖尿病連合(IDF)と米国イーライリリー社は長期的な資金協定を結び、「Bringing Research In Diabetes to Global Environments and Systems (BRIDGES):世界的な環境・システムに連結した糖尿病研究」プログラムを展開すると発表した。
この研究助成プログラムは、世界中の糖尿病患者の治療効果を改善する実用的手段を特定・検証し公開するためのもので、イーライリリー社からの今後7年にわたる1,000万米ドル(約12億円 *)の寄付金をもとに、糖尿病の治療効果研究プロジェクトに資金援助が行われる。
助成した研究プロジェクトから習得された知見は、例えば治療手順の開発や行動療法における効果的な介入を進める機会を提供するなど、エビデンスに基づいたヘルスケアとよりよい糖尿病治療効果につながるとしている。
助成提案書応募の案内は、2007年の第2四半期(4月から6月にかけて)に
発表され、助成金受給者の初回発表は、同年末までに行われる
予定。
この発表は、南アフリカのケープタウンで開催された第19回世界糖尿病連合学会で、12月5日に行われた。(プレスリリース)
* 編集部注、2006年12月現在
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詳しくは日本イーライリリー(株)のサイトへ
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詳しくは国際糖尿病連合(IDF)のサイトへ
関連情報
世界の糖尿病人口は2億4,600万人に増加 国際糖尿病連合
[ Terahata ]