ミツカングループ本社中央研究所は、食酢の主成分である酢酸について研究していて、白米と食酢を同時に摂取すると食後の血糖上昇が抑制される傾向があることが、このほど昭和女子大との共同研究により明らかになったと発表した。この研究は「日本臨床栄養学会雑誌」27巻3号に掲載される予定
。
研究では、健康な成人女性12名を、総炭水化物量が等しくなるように調整して、白米と同時に食酢(15mL)を使って調理したワカメの酢の物を摂取してもらう群と、食酢が含まれない和え物を摂取してもらう群に分け、摂取後15分、30分、120分に血糖測定を行った。食酢を摂取した群では食後の血糖値の上昇が有意に抑制されていることが認められた。
食酢15mLを含む飲料の同時摂取についても調査し、同様に血糖値の上昇が有意に抑制されていることが認められた。
今回の研究では試験食あたりの酢酸摂取量は750mgに調整されており、通常食酢では約15mL(大さじ1杯)に相当する。食酢の主成分である酢酸が関与すると考えられている。
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詳細はミツカングループのサイトへ(ニュースリリース)
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