インスリンポンプ 療法におけるCSII & SAP機器活用方法に関するアンケート調査結果
Section3.
低血糖のご経験についておたずねします
Q1「夜間低血糖」になったご経験はありますか?(n=162)
コメント
92%と、ほとんどの患者さんが夜間低血糖になった経験が「ある」と答えました。
Q2夜間低血糖の経験が「ある」と回答された方にお伺いします。低血糖の自覚はありましたか?(n=149)
コメント
低血糖、とくに就寝中に低血糖に気づくというのは難しいものですが、76%が何らかの自覚症状を感じたと答えています。
Q3夜間低血糖の経験が「ある」と回答した方にお伺いします。どのようにして気づきましたか?(複数回答可 n=149)
コメント
夜間低血糖の“気づき方”は人それぞれ、その時によるのではと思いますが、「夜中に起きて血糖値をはかった」という方が6割、次に多かったのが「SAPのアラート」で、4割の方が気づいたとのことでした。
その他の回答
- 寝付けなくてSAPを見て気づいた。
- 寝汗や悪夢で起きて
- 夜中にしんどくなって目が覚めた。明らかにおかしかったので血糖は測らずそのまま体感で補食した
- 悪夢ではないが、夢で必ず起きる。
- 寝汗や息苦しく感じて気づく
- 寝汗で起きる
- 子供が夜中にお腹がすいたと訴えた
- 異常行動
- 空腹で目覚め、血糖を測って。
- 低血糖症状で起きた
Q4夜間低血糖の経験が「ある」が、自覚が「ない」と回答された方にお伺いします。低血糖について、お悩みの状況はありますか?(複数回答可 n=28)
コメント
低血糖になったけれど自覚がないという方は、やはり“就寝中の変化に気づけない”と感じている方が半数おられました。また、夜間でなくても無自覚性の低血糖に対して常に悩んでいる方も多いようです。
Q5夜間低血糖の経験が「ある」が、自覚が「ない」と回答された方にお伺いします。夜間の血糖変動を把握したいと思いますか?(n=28)
コメント
夜間低血糖に“気づきにくい”方の8割は、夜間の血糖変動を常に把握、ウオッチできる環境にしたいと回答しました。
Q6CSIIやSAPに関して、どのように情報収集を行っていますか?(複数回答可 n=162)
糖尿病ネットワークなど専門情報サイトを調べる 58% (93名)
使用経験のある患者さんに聞く 37% (60名)
使用経験者のブログを調べる 37% (60名)
メーカーのウェブサイトで調べる 36% (59名)
知恵袋などの質問サイトや談話室でたずねる 7% (12名)
その他 16% (26名)
コメント
CSIIやSAPに関する情報は、「主治医・医療スタッフに聞く」という方が75%、「糖尿病ネットワークなどの専門情報サイトを調べる」が58%と続きました。経験者の声を聞く、調べるという方も約4割でした。
2016年10月 公開