インスリンポンプ 療法におけるCSII & SAP機器活用方法に関するアンケート調査結果
Section1.
あなたの治療内容についておたずねします
Q1あなたは、糖尿病治療でインスリンポンプ療法を行っていますか?(n=162)
Q2CSIIを使用したのは、どのような理由からですか?(複数回答可n=148/無回答14名)
その他の回答
- 注射針恐怖症
- 暁現象がひどいため
- 食べる自由が欲しかった。何回も注射をするのがイヤだった
- セミナーなどで色々なお話を聞いて興味が湧いた(保護者)
- 幼児なので、少ない単位から投与できる点が良いと思ったから。
- 妊娠、出産の為
- 1度に少量のインスリンを入れて管理できるため
- 1日2回基礎注入計30単位注射しても、血糖値が安定しなかったため
- 生活をインスリンに合わせることが苦痛だった
- 妊娠に向けて厳格なコントロールがしたかった
- 海外に行くかもしれなかったのでもし、いった場合に最新の機器を使いたかった。その場合、ポンプになれておいた方が良いと思ったので。
- 低血糖対策として医師より勧められた
- 体に針を刺し、インスリンを打つという行為をやりたくなく、回数をできるだけ減らしたかったから
Q3導入時の目的は果たされましたか?悩みや不安は改善されましたか?(n=162)
コメント
CSII導入により「改善しつつある」と「改善した」を合わせると84%が所期の目的をクリアしていると実感しているようです。
その他の回答
- 発症からずっとポンプなのでわからない。
Q4SAP使用者の方は、SAPを使用したのは、どのような理由からですか?(複数回答可 n=88)
コメント
SAP導入の目的は「CGMを利用した持続的な血糖管理をしたかった」という患者さんが73%と圧倒的でした。また、低血糖で悩んでいた方が「低血糖を感知し教えてくれるアラーム機能を期待して」SAPにしているとする方も4割おられました。その他の理由として、保育園や幼稚園に通うにはSAP着用が条件だったという方も。
その他の回答
- マラソンに使うため
- 保育園に行くから
- 幼稚園で先生たちが血糖値を確認できるので。
- 保育園に通う絶対条件だった
- 食べた物、インスリンによる血糖の動きを見るため
- インターフェースが日本語表記のため。
- SMBGをしすぎていたから
Q5導入時の目的は果たされましたか?悩みや不安は改善されましたか?(n=88)
コメント
SAP使用患者さんの90%が「改善しつつある」、「改善した」と回答。満足度の高さが伺えます。
Q6CGM使用ついてどうお考えになりますか?(n=162)
コメント
CGMを使った経験のある方は、やはり「欠かせない」「あったほうがよい」と感じるようです。
その他の回答
- 必要に応じて使えるなら、使えればいい
- 補正が不要なら使いたい
- 保育園に行く場合はあった方が先生たちは安心する
Q7日頃使用している医療機器の使い勝手についてどうお感じになりますか?
コメント
ペン型インスリン注射では「とても満足」、「満足」を合わせると24%(無回答者を外すと39%)でしたが、SAPは56%、CSIIは55%(無回答者を外すと63%)との実感値でした。穿刺については、やはり痛みが伴うことがハードルになっているのかもしれません。
Q8経験的な感覚で、ご自身の血糖値を当てることができますか?(n=162)
コメント
「ほぼ正確に当てられる」と「だいたい当てられる」を合わせると69%、7割の方が経験的な感覚で血糖値を当てられると答えました。
その他の回答
- 高血糖はだいたい当てられるが、低血糖が無自覚に近い
- 子どもはまだ話せないのでわかりません
- ほぼ当てられるが、時々全く当てられない
- 外れが多い
- 低血糖時は大体わかる
- だいたい当てられるが、時々大幅に違う
Q9現在、SAPを使用していますか?
(n=162)
2016年10月 公開
*本調査は全員がCSIIを行っておられるはずですが、CSIIからSAPへ移行した方と、いきなりSAPから導入になった方がおられることから、Q2回答率に反映されているとみられます。