おやつを食べる時は、食品の内容や量だけでなく、タイミングを考えることが大切です。まず、寝る前は最も良くないと言われています。血糖値が高いまま就寝すると、就寝中や朝の血糖値に影響を及ぼすだけでなく、就寝中はエネルギー消費量も少ないので肥満の原因にもつながります。ですから、できれば午前中、もしくは活動量が多い昼間、とくに運動療法前や活動の前に食べるようにすれば、ある程度のエネルギー消費が期待できます。

   また、食事を食べてすぐに、コースのデザートのような流れで食べるという方法もあります。これは、1日の血糖上昇の山を3つにして、3食以外の時間はきちんと血糖値を下げることができるというメリットがあります。

 よく言う「3時のおやつ」。昼食を食べた後、血糖値が下がろうとし始めた(もしくは上がったまま)ところで、3時におやつを食べて、再び(もしくは、さらに)グンと上がり、また下がり切らないうちに夕食を食べてさらに上昇する“ホップ・ステップ・ジャンプ”現象が危惧されます。このように、だらだらと高血糖が続いてしまう状態はよくありません。


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