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神糖協事務局に携わって17年
2009年11月更新
赤堀 和子

 11月14日、「世界糖尿病デー」に、神奈川県糖尿病協会でも、糖尿病に関する予防と、啓発のための講演会が、みなとみらい地区日石横浜ホールにて開催されました。雨の中160人あまりの熱心な患者さん、医療スタッフの方々が集い、熱い先生方のご講演に聞き入っていました。

 さて、私事ですが、平成4年ごろ、町内会の会計をしておりましたときに、近所の故渡辺専務理事の奥様より、県糖協の事務を手伝ってもらえないかと声がかかり、私も子供からも手が離れ、のんびりしておりましたので、引き受けさせていただきました。当時は事務局が横浜市大病院の研究室の1棟の小さな部屋で、毎週水曜日一日だけ通いました。そのころは、社会全般に、又患者自身も糖尿病という病気に対する認識も薄かったように思われました。

 私が、通いはじめた当時の執行部は、故田村会長、岡村副会長、故渡辺専務理事でした。仕事の内容としまして、主に、協会に加入する患者会を増やし、会員数の増強でした。又、協会に加入していない医療機関に通院している患者さんへの情報提供と親睦の場を与えるための個人会員制度が立ち上がったばかりでしたし、ウォークラリー、週間行事、一泊旅行、機関紙「しんとう」の発行等でした。この間に、20周年・30周年記念行事も開催されました。このようなプロセスを経て、今日に至っております。そのウォークラリーも、ノボ・ノルディスクファーマ社のご協力を得て、年々盛んになり、14回目を半田会長のもと、去る9月に「こどもの国」で300人を超える参加者で開催されました。又、親睦の研修旅行も内容を大幅に改善し、スタッフの先生方のお力を借り、患者さんのための食事、運動、フットケアなど研修旅行に相応しい中身も濃いものになりました。糖尿病を取り巻く環境も、行政面はじめ企業の協力、各医師会等の連携も深まりつつあり、神糖協も2008年度から、会長が、川崎市立井田病院半田先生に交代されました。新たな体制ができ上がり、会長を中心に神糖協も強固なものになってまいりました。

 事務局も、平成13年に市大病院の建て替えのため、返還を余儀なくされ、その後たびたびの移転を繰り返し、今年5月から川崎市立病院内にお世話になっております。患者のニーズに合った今後の活動に期待しております。

 私も、患者として、一人ではくじけそうな療養生活も、患者同士お互いが支えあって、先生方のご指導のもと、一病息災で楽しく過ごしていきたいと思っております。

 神糖協の益々の充実を願い、永い間お世話になったことへの感謝とお礼を申し上げます。
 ありがとうございました。