第5回富山ヤング DM サマーキャンプより


〜懇談会 (要約)〜 


平成9年7月19・20日の2日間、国立乗鞍青年の家にて、第5回富山ヤング DM サマーキャンプが行われ、グリコの会からも何人か参加しました。ここでは、キャンプでグリコの会が担当・企画した懇談会の話し合いの記録を要約したものを紹介します。
 

 

 懇談会の方法
 
7名ぐらいずつグループになり、ふたつのテーマについて、ヤングが意見を語り合う。スタッフは参加せず、唯一 Dr. が1名ずつグループに入り、求められたことに対して助言や解答を示す。

テーマ1 今まで経験してきた DM に関しての悩み、
     葛藤について、また今後について
テーマ2 合併症について


 

 
 テーマ1 「今まで経験してきた DM に関しての悩み、葛藤について、また今後について」のヤングの話し合い
 
  
 
 自分が DM で
 あること
 ・運命だと思っており、今は自然に付き合っている
・仕方ないと思う反面、ときどき DM である現実が嫌になる
  
 大学生でアパ
 ート暮らし
 ・外食したときとしない日の血糖値がかなり違う (外食した場合に高い) ので、なるべく自炊している
  
 小学生の
 男の子
 ・家族、友だち、学校、地域の人たちすべてに病気だということを親からいってあるので、周囲、すべての人に協力してもらい毎日を送っている。現在は明るく育っている。今後、思春期になり、大きな壁を乗り越えないといけないが、親も協力して頑張っていきたい
  
 食べることに
 対しての意識
 ・食べたい物をわりと食べている
・予定外に食べることがときどきある (例えば友だちと一緒にアイスクリームを食べる)
・普段きちんとコントロールしていれば、たまにハメをはずすのは良い
・やはり頭の隅に病気のことがあり、思いきり食べられない
・いっぺんに何もかもやめたら、かえってそれがストレスになる
  
 学校や職場
 では
 ・会社に就職後、発症。会社に DM のことを知られ、仕事上不利な点が出てきた → 今までとは違った自分としてみられる
・学校で補食するとき、「お前ばっかり何で?」と言われる
・学校で昼インスリン注射をするのが嫌だ
・就職のとき、面接で自分が DM であることをいうべきか迷っている

※自分が DM であることを職場でどの程度話しているかという点は、各人さまざまでした

  
 自分の将来が
 悲観的に思え
 て落ち込むこ
 とはないか?

 
 ・全くないと言えばうそになる
・医療費の負担など、経済的な面で心配である
・DM であることが、仕事や結婚にどんな影響を及ぼすのか心配
 

 

 
 テーマ2 合併症について
 
  
 
 一番こわい
 合併症は?
 ・やっぱり目が見えなくなるのが嫌
・毎日意識しなければならない低血糖がこわい
  
 ヤングからの
 意見
 ・将来的に忍び寄ってくる合併症に対する不安は全員にある
・身近で人工透析に入っている人をみて、こわさが増した
・Good Control を続けていれば、絶対に出ないという保障があるのだろうか?
・いまさら悔やんでも仕方がないが、合併症出てしまった ! 皆さん良いコントロールをしてください
・まだ先のことだと思っているのでピンとこない
・もっと勉強しなくてはいけない。知っているつもりはダメ
  
 合併症が出た
 らどうなる?

 
 ・家族に物理的、経済的に負担をかけてしまう
・仕事にかなり影響が出ると思う

※ヤングの皆さんは、合併症については“まだまだ先のこと”と考えている人が多く、話しの内容も漠然とした傾向にあったかと思います
 


 

 
 Dr.のアドバイ
 スより
 1、2のテーマにつき、さまざまな意見が出たが、大切なのは1のテーマ。それを乗り切って前向きに考えられるようになれば、2のほうも自ずと結果がついてくる。キャンプの目的として、一人で悩まず、同じような境遇を経験してきた先輩に相談すること。病気と環境どちらも中途半端な場合は、まずどちらかを立て直す。日本人の気質として、全体的に negative である。それがかえって周囲の誤解や偏見を生む原因になっている。例えば有名なガリクソン投手のように、nice control を結果で出せば、周囲の理解は自然についてくる。もっと positive に世間にぶつかっていき、絶対に一人でくよくよと悩まないことです。
 



 

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