East Club 通信  2007年度 第1号  通巻19号
発行日 2007.4.28  
 

 2007年度第1号をお届けします。今年度も、East Club では2回の講演会とサマーキャンプ、バーベキューを企画しています。たくさんの皆さんに参加して頂けることを願っています。
 今回は、前回に続き「私はこうしている」シリーズとして、「宴会の時のインスリン調節法;私はこうしている」を坂本辰蔵副会長と海老原 亮さんに執筆していただきました。1型糖尿病のインスリン療法はひとりひとり違いますから、同じようにしてもうまくいかない人も少なくないとは思いますが、参考にして頂ければ幸いです。

TM



2006年度最後の勉強会
 ―HECサイエンスクリニック平尾紘一先生をお招きして―
「1型糖尿病の治療(上手なインスリンの使い方)」
        HECサイエンスクリニック:平尾紘一
わたしはこうしている

〜コントロール番外編・お酒〜
坂本辰蔵

通常インスリン量:(夕食時)
ヒューマログ注16単位
N注12単位
 
宴会時インスリン量
ヒューマログ注11単位(夕食時)
5単位(最初の注射から2時間以内)
3単位(飲食の量、血糖値に応じて)
2単位(    同  上    )
N注12単位(夕食時)
 

 
暴飲暴食インスリン調整法??
海老原 亮

 糖尿病と言えば食事療法、暴飲・暴食などもってのほかとされています。でも、聖人君子でも毎日、決まった食事療法を守ることはできないでしょう。1型糖尿病は2型糖尿病とは本質的に異なります。インスリンを食事に完璧に調和させることができれば暴飲・暴食しても血糖は乱れません。食べたいときには思い切り食べて、それでも、きちんと血糖をコントロールすること、すなわち、生活にインスリンを合わせることが、長期にわたって良好な血糖コントロールを維持する秘訣です。とは言え、現在の日本人の食生活で、暴飲・暴食をしていれば、すぐに3型糖尿病になってしまいます。今回の「私の場合」は、あくまでも、「稀な機会」、結婚式や、クラス会、宴会などの時の参考にして下さい。
 もう一つ、大切なことは、アルコールは重症低血糖の原因になります。酔っぱらった状態で低血糖になると命にかかわります。酒はほどほどに。酔っぱらうような飲み方をしてはいけませんし、低血糖を起こさないよう、細心の注意をして楽しんで下さい。
 なお、こんなめちゃくちゃな生活をしている辰蔵さんのHbA1Cは5%、海老ちゃんのHbA1Cは6%です。ベテランのインスリン使いの域を目指して頑張りましょう。

T.M.

2007年度総会、講演会のお知らせ

 2007年度総会と第1回講演会を下記のように行います。今回の講師は、ご自身が1型糖尿病患者であるとともに、糖尿病専門医であるJR東日本総合病院の山下滋雄先生です。ご自身の専門医として、患者としての豊富な経験からお話しを頂けるものと思います。ふるってご参加下さい。

日時:2007年6月2日、午後1時開場
場所:With You さいたま
(さいたま新都心駅徒歩5分、北与野駅徒歩6分、TEL:048-601-3111)
講師:山下滋雄先生(JR東日本総合病院 内分泌代謝科)
演題:「私の糖尿病ライフ 〜今日までそして明日から〜」