East Club 通信2003年度 第2号 通巻12号
発行日 2004.1.12  
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 新しい年を迎え、気持ちも新たに張り切っていられることと思います。本年度の第二号をお届けします。今回は、昨年11月に、大成功のうちに開催された第2回全国ヤングDMカンファレンスの感想を特集しました。

(事務局 TM)


カンファレンス当日のプログラムはこちらに掲載してあります。



 第2回 全国ヤング DM カンファレンスを終えて

坂本辰蔵(実行委員長)

 第二回 全国ヤングDMカンファレンス所感  第2回全国ヤング DM カンファレンスを終えて・・・  あっと言う間に過ぎた二日間でした。
「第2回 全国ヤングDMカンファレンスをきっかけにしてほしい・・・・」

高橋 桜(ミトコンドリア糖尿病)

 

 East Club 会長からのメッセージ


委員長・丸山太郎先生を囲んで
第2回 全国ヤングDMカンファレンス実行委員全員集合 
(埼玉会館正面にて)
 

第2回 全国DMカンファレンス掲載情報
こちらでも見ることができます。

  • 「さかえ」2004, Vol44, No.2
     
  • 「日本イーライリリー(株)のホームページ 番外編
     http://www.diabetes.co.jp/about/diary/dm_conference2003.cfm
  •  

    第2回 全国ヤング DM カンファレンスより学んだ良いコントロールを得るこつ

     今回は休講にしようかと思いましたが、一度休むともう続けられないような気がして、何か書かねばならないと考え、上記のタイトルと致しました。今回の教室は「教室」と言うよりは「独り言」ですのでお許し下さい。
     健康な人のインスリンは基礎分泌と追加分泌によって構成されています。基礎分泌は24時間にわたって安定して分泌されているインスリンのことを言い、これによって空腹時血糖が100mg/dl 前後に維持されています。追加分泌は、食後の血糖上昇に応じて分泌されるインスリンを言い、食後に上昇した血糖を低下させる役割を果たしています。1型糖尿病におけるインスリン療法の基本は基礎分泌と追加分泌を健常人のインスリン分泌パターンにできるだけ近づけることにあります。その人の生活とインスリン注射を上手にシンクロさせることができさえすれば血糖は健康な人と同じように正常化してきます。しかし、現在使用可能なインスリンでは基礎分泌と追加分泌を健常人と全く同様にすることは不可能であり、それが1型糖尿病の治療を難しいものにしてきました。
     現在、私たちが利用できるインスリンでは、基礎分泌を中間型、持続型、もしくは新しく発売された持効型(グラルギン)で補い、追加分泌を速効型もしくは超速効型で補う方法が理想に近づけるのがもっとも一般的な方法です(詳しくは前号の生井先生の記事をご覧下さい)。各インスリンの特性を数字の上だけで考えれば、超速効型とグラルギンが最も良いことになりますが、インスリン療法は個人差が大きく、教科書通りにはいきません。今回のカンファレンスのバトルトークでも、専門医同士が(自分も患者であるにもかかわらず)見事に違った治療法を推薦していました。結局は、一人一人にあった治療法を見つけることにつきると言えます。そのためにはどうしたらよいか。多分、これに関してはスーパー病人、ベテラン患者、ベテラン医師(兼患者も含め)、みんなの意見が一致していることは、「自分の血糖がどの様な動きをしているか知り尽くしなさい」ということでしょう。秋山さんの言葉「いつでも測る、いつでも打つ」が大切です。
     コントロールの良いベテランの患者さんはそんなに血糖を測る必要はないと思います。1ヶ月10回しか測らないのに HbA1Cが6%を超えない患者さんもいます。しかし、目標を達成できない方は血糖を調べましょう。血糖を測るときに漫然と何も考えずに測ってはいけません。測る前の食事、運動、その他いろいろな生活状況から血糖がどのくらいか考えて測りましょう。女性の場合は月経も関係します。夏と冬ではインスリンの効き方も違います。同じカロリーでも食べたものの種類によって血糖の上がり方、下がり方は違います。こうしたことが理解できると、だんだん、「生活にインスリンを合わせる」ことが可能になり、コントロールも良くなってきます。血糖自己測定の記録もときどき数週間分を見直してみましょう。新発見があるかもしれません。

    埼玉社会保険病院 丸山太郎

     

    〜2003年度 埼玉ヤングの会 East Club 勉強会開催のお知らせ〜

    詳細はこちらをご覧ください。

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