East Club 通信 前号  次号
1998年度 第2,3号    
  発行日 1999.1.20 (通巻4号)
 

 会員のみなさん、あけましておめでとうございます。
 今回の East Club 通信は、Summer Camp とバーベキュー会の開催日が近かったので、2号と3号をまとめました。

 初めての Summer Camp


 

 
 3年連続大盛況のバーベキュー会!

 来年も、同じ時期に開催したいと思いますので楽しみにしていて下さい。来年もまた、みんなでこのバーベキュー会を盛り上げていきましょう!
 参加したみなさんお手伝いありがとうごさいました。

(H・S)

 今回のメニュー

・チャパティー ・牛カルビ肉
・パン     ・野菜いろいろ
・けんちん汁  ・ジュース
・野菜サラダ  ・アルコール類
・ウインナー    などなど


 

 第10回トップセミナーへの参加

 
 East Club 糖尿病教室
インスリンを決してやめてはいけないという話
(今回は必ず読んでください!)

 本誌の読者の多くはインスリンを注射していることと思います。低血糖を起こした経験も一度や二度はある人が多いと思います。低血糖は本当にいやなものですから、もし、食事がとれないときには、インスリンを減らして低血糖がおきないようにしようと思っている人も多いことでしょう。今回は、食欲がなくて食事が十分とれなくなったときの注意をお話します。
 私たちの体には絶えずブドウ糖が必要です。ブドウ糖が足りなくなれば低血糖を起こしひっくり返ってしまいます。何時間も食事をとらなくても低血糖を起こさないのは肝臓がブドウ糖をつくりだし血液中に放出しているからです。インスリンは肝臓がブドウ糖をつくりだす量を調節しています。インスリンの働きが足りないと肝臓は必要以上にブドウ糖をつくりだします。糖尿病患者の血糖値が上昇するのはそのためです。インスリン依存型糖尿病の患者さんの場合、自分の膵臓が作ってくれるインスリンはきわめて少量しかありませんから、たとえ食事を全く取らなくてもインスリン注射をやめてしまえば血糖はどんどん上昇していきます。秩父サマーキャンプの前日に、通院中の IDDM の患者さんが意識がもうろうとなって救急車で入院しましたが、なんと血糖値は1865mg/dL でした。あとで、理由を聞いてみると食欲がなくて食べられなかったため低血糖を恐れてインスリン注射をしなかったということでした。どんなことがあってもインスリン注射をやめてはいけません。インスリン注射をやめれば、2−3日で死んでしまうこともありえます。
 糖尿病の患者さんが何らかの糖尿病以外の病気になって熱が出たり、食欲がなく食べられなくなったりしたときのことを Sick Day(シックデイ)と呼んでいます。人間の体はストレスにさらされるとさまざまな血糖を上昇させる物質が分泌され血糖が上昇します。一方、食事がとれなければ当然血糖は下がります。このバランスの結果、同じ Sick Day でも血糖が普段より上がることもあれば下がることもあるわけです。血糖が上がるときにはインスリンを増やす必要があり、血糖が下がるときには減らす必要があります。ただし、全くやめてしまったら大変なことになるわけです。
 Sick Day のとき最も大切なことはインスリン量の調節と適切な水分の補給です。血糖が高くなると尿量が増え水分が失われます。これを脱水といいます。血糖が高くならなくても水分を十分とれなければ脱水になります。脱水状態は糖尿病を悪化させ、血糖を非常に上昇させます。脱水というと水だけが失われるように思われますが、人間の体にとって脱水とは水とナトリウムを同時に失うことを意味しています。スープや味噌汁など塩分を含んだ飲み物で十分な水分を補給することが大切です。
 インスリン量は毎食前の血糖値によって注射量を変更する、スライディングスケールという方法で調節します。血糖値が高ければ数単位を追加し、低ければ減らして注射をするわけです。どのくらい増減したらよいかは患者さんによって違いますから、主治医の先生に聞いておいて下さい。
 このほか、エネルギーももちろん補給しなければいけません。食欲がなくて、果物やジュース、アイスクリームなどしか食べられないときにはそうしたもので補ってもかまいません。ただし、ほとんど食べられないほど具合の悪いときはすぐに主治医の先生に相談して下さい。血糖がものすごく高かったり、口渇、多尿などの症状が出てきたときは赤信号です。とりあえず、インスリンは注射して、できるだけ早く病院へ行きましょう。

 

 

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