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水分の上手な摂り方

 連日うだるような暑さの中で多量の汗をかき、がぶがぶ水を飲み過ぎて食欲をなくしてはいませんか? 今回は水の上手な摂り方をテーマにしました。

おいしい水ってどんな水?
 水道水の安全性に対する不安や健康に対する関心が高まっているなか、ボトル入りの水の消費が年々増えており、同時に水の味や成分に対する意識も高くなってきています。

 おいしい水の定義は難しく、下記のような条件が関係します。

  1. ミネラルとの関係
    カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル分が全くなければ気が抜けたような味のない水になり、逆にミネラルが多すぎると重い感じのする飲みにくい水になります。1Lあたり30〜200mgがよいとされています。

  2. 硬度
    1Lあたりのカルシウムのイオンとマグネシウムイオンの和を炭酸カルシウムの量に換算したものを硬度といいます。おいしい水の硬度は、10〜100mgで、日本の水の硬度はこの中に入ります。

  3. 温度
    夏は10〜15℃がよいといわれますが、冬はこの温度がおいしく感じるとは限らず個人差があるようです。

からだと水分
 水分は、私たちの体にとって欠くことのできないもので、体重の2/3が水分です。そのうちの7%が血液に含まれています。水分は、体の中に摂取した栄養を運搬し、消化や吸収のなかだちとなり、いらなくなった老廃物を運び出す役目もします。

 運動をすると、体の中で熱が発生しますが、汗が出て体温の調節をはかります。水の1日の必要量は、平均2.3L(コップ約12杯)ですが、過激な運動、労働をするとき、夏季には比較的多く必要となります。水を飲む量は、季節、年齢、体質によって変わってくるわけです。

 水分を摂りすぎると血液が薄くなり、血圧が高くなったり、下痢をおこし、疲労しやすくなりますので特に夏の水分の摂取過多には気をつけましょう。

水分の上手な摂取法
 睡眠中にも発汗があり、そのメカニズムは不明ですが、朝起きたときには軽い脱水傾向にあると見てよいかもしれません。このことは脳血栓症が睡眠中に起きやすい理由の一つにあげられます。起床時はコップ1杯の水分補給をすることは大切なことです。夜中でも、もし目が覚めたら水分補給をするほうがよいでしょう。

 水分は体にとって欠かせないものなので、十分に摂取することが大切です。食事にはお茶や汁物を添えましょう。汁物は塩分の摂り過ぎを防ぐために、薄味にするのがコツです。

 暑くなると、水分の摂りすぎでお腹をこわす方が多く見られます。十分注意してください。

清涼飲料水にご注意
 缶の清涼飲料水は甘味があって、1缶(350ml)で120〜160kcalです。160kcalはごはんを軽く茶碗1杯(110g)のエネルギーに相当します。数缶飲むとお腹はいっぱいになり、結果として1日の栄養バランスを崩す結果になってしまいます。水分の補給は、水やお茶などにしましょう。
(2000年09月)
一般の方 一般の方 医療スタッフの方
記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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