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Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

糖尿病治療の主治医は本人

hspace="10" 2007年国民生活基礎調査では糖尿病が強く疑われる人、可能性が否定できない人の総数が2,210万人、国民の5.4人にひとりという結果でした。その大部分が遺伝的素因も絡むことが多い2型糖尿病です。

「なんだお前もか」といわれるありふれた病気ですが、生活改善や必要な治療を続けないで悪化させてしまうと、重篤な糖尿病合併症に存分に苦しめられることになります。
 基本は食事を見直し、体をよく動かす生活をこころがけ、定期的な医師の診療を受けることで、これらはみな本人の自覚と決意なしではできません。
 「糖尿病の主治医は本人」といわれる由縁です。 

自分で決意する

2型糖尿病の多くに遺伝的素因がありますから、糖尿病が見つかったのが運の尽きではなく、早く見つかったのなら運がよかったのです。
 軽いうちに対処できればそれだけ軽く済み結果もよく、合併症も起きず健康な人と変わらない一生を送れる可能性も高いのです。

糖尿病と共に暮らすことをしっかり自覚し、定期的に医師の診察を受け必要な生活改善と治療を続けることを決意して、はじめて物事が動きだします。
 合併症が進み不調を感じるようになって糖尿病を知った場合も、自覚と決意が糖尿病治療の結果を左右します。

こころを整理して、自分で納得する

体重やHbA1cなどの検査値から病状はわかりますが、生活の内容そして直すべきことは医療スタッフやその他から情報が得られても、本人がしっかり自覚し納得しないと実行には至りません。
 糖尿病のある生活を豊かに維持できるか、捨て鉢的な状況に墜ちるか結局最後は本人次第であり、糖尿病治療の根本的な問題がここにも横たわっているのです。このごろ大きな問題になりつつある糖尿病治療の中断も、最後はご本人の意志、自覚に尽きます。

糖尿病があってもその病状病態を悪くすれば生活上の制約がでてきますが、悪化させる前に自己管理が上手になり適切な治療が受けられていれば、健康な人と変わらない活動的な日常を続けることができます。むしろ、おぼろげに描いていた将来の目標を、糖尿病を自己管理するなかでしっかり見極めてむしろ具体化するチャンスにしたいものです。

将来の目標は糖尿病と関係ないと思われるかもしれませんが、これから自分がどうしてもやりたいことは何なのかがとても重要だと思います。

家族や同僚、医療者との関係を見直す

「糖尿病になっちゃったからあとは先生に任せる」と一見かっこういいような気分になる人がいますが、結局しっかり治療や自己管理をせず、糖尿病が悪化してから愕然として入院というようなことにつながることがあります。

やはり本人が糖尿病を自覚して真剣に取り組むことが全てのはじまりです。そして、家族、同僚、知人などとの関係をより豊かにするよう心掛け、医師や医療スタッフもあらたに増えた人脈としてプラス思考で付き合っていただきたいと思います。

できることからコツコツと

なかには一気に始めてあっという間に合格点という人もいますが、自分の食事や運動の習慣を変えるのに手間暇かかる人の方が多いのです。食事について後戻りをすることも見られますし、ときどき羽目のはずれる人だって少なくありません。

良くなっていくためには、ご本人の自覚と決意を繰り返し確認し、決意を新たにしていくことです。 治療や生活の中で少しでも良い結果が得られたら、家族や医療スタッフなどと喜びを分かち合いましょう。

(2012年07月)
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記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
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