メニュー MENU
Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

健診で糖尿病が見つかったら 

hspace="5"
糖尿病は早期ほど進行を止めやすい
糖尿病はなるべく早い時期に、適切な食事と適度な運動習慣をつけて、適切な治療を続けることで、健康な人と変わらない豊かな生活を維持することができます。

このごろは必要であれば早期に薬物療法を積極的に行い、糖尿病のコントロール状態をしっかり改善するようになりつつあります。
 そして、食事と運動の改善が効果を現すと薬物療法がいらなくなるようなことも起こります。
 しかし、油断は禁物です。糖尿病体質である可能性が高いですから定期的な検査と診療を続けることが大切です。

健康診断でメタボリックシンドロームといわれたら
2005年にメタボリックシンドローム(メタボ)の診断基準が出来て、2008年から健康診断にも組み込まれました。この健康診断の結果を有効利用して糖尿病の早期発見、早期治療につなげましょう。

まず、腹囲が男性なら85cm以上、女性なら90cm以上であり、それに加えて高血圧、糖尿病、脂質異常、(喫煙)のうちいくつが異常値を示すかで、メタボに対する保健指導のレベルが決められます。そして高血圧、糖尿病、脂質異常症ついて個々の診断基準を超える場合には受診勧奨(医療機関への受診をすすめる)が行われます。

糖尿病より先に高血圧が見つかることも多いですが、高血圧の定期的な診療を受けながら時々糖尿病の検査も相談するのもいいと思います。
 脂質異常は数値が変動しやすい面がありますが、検査値が悪ければ見過ごさないで薬物治療しましょう。心筋梗塞や脳卒中などの発症リスクを抑制するといわれる薬もあります。

検診を糖尿病の早期発見につなげる
検診では主に内臓肥満が多く腹囲の基準を超えている人に注目していますが、糖尿病は肥満のない糖尿病も多いので、腹囲を除外した判定も大切です。

●HbA1cが5.2〜5.5%あるいは空腹時血糖(FPG)が100〜109mg/dL
「正常高値」といわれ、予防的な見地から従来からある境界型より厳しい基準値になっています。健常者より将来の糖尿病発症率が高いと考えられ情報提供や追跡が必要とされます。ブドウ糖負荷試験も考慮されます。

●HbA1cが5.6〜6.0%あるいは空腹時血糖(FPG)が110〜125mg/dL
「境界型」に区分されますが、なるべく糖尿病負荷試験を行い、境界型あるいは糖尿病型かを診断します。境界型であれば保健指導、糖尿病型であれば医療機関への受診になります。

●HbA1cが6.1%以上あるいは空腹時血糖(FPG)が126mg/dL以上
糖尿病診断基準でも「糖尿病型」と診断されるケースです。

見逃さないでしっかり治療する
このように健診が糖尿病の初期発見につながる機会を提供しているのですから、是非有効活用してください。糖尿病を疑われる人はすでに1,000万人を超え、どこにでもおられる病気で「糖尿病であることが周囲に知れるといやだ」というような時代ではありません。
 糖尿病は早く発見してスマートに治療管理するのが一番です。

適切な食事と運動が健康への王道であることは変わりませんが、運動はともかく食事の改善はなかなか手間がかかることが多いのも現実です。必要であれば薬物療法をしっかり行います。

従来は低血糖に特に注意が必要なSU薬の使用が多かったのですが、いろいろな働き方をする糖尿病治療薬を選んで使えるようになりました。なかでも、血糖値に比例して作用し低血糖が起きにくいインクレチン関連薬の登場が薬物療法の更なる成果向上をもたらすと期待されています。

繰り返していいますが、糖尿病は初期から継続的にしっかり治療すると多くの人が健康な人と変わらない生活を送れます。このことを忘れないで下さい。

(2012年03月)
一般の方 一般の方 医療スタッフの方
記事内容は公開当時のものです。ご留意ください。
治療や療養については、かかりつけの医師や医療スタッフにご相談ください。
一般の方 一般の方 医療スタッフの方

Dr.鈴木の
おしえて!糖尿病

  • ヘルシー御膳
  • スマイル御膳
  • ソフト御膳

食事療法 最近の話題